中国 台湾総統の演説に強く反発「台湾同胞の民意を代表せず」

台湾の蔡英文総統が演説で中国に対し、「台湾の人たちが圧力に屈するとは決して思わないでほしい」などと述べたことについて、中国政府は「台湾同胞の民意を代表するものではない」として強く反発しました。

台湾の蔡英文総統は今月10日、式典で演説した際、中国との関係について、「現状維持がわれわれの主張だ。現状が一方的に変更されるのを全力で阻止する」としたうえで、中国に対し、「台湾の人たちが圧力に屈するとは決して思わないでほしい」などと述べました。

これについて、中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、13日の記者会見で、「民進党当局の指導者の演説は、2300万の台湾同胞の民意を代表するものではない。台湾独立に反対し、両岸関係の平和的な発展を望むことが台湾同胞を含む共通の民意だ」と述べ、独立志向が強いとみなす蔡英文政権に対し、強く反発しました。

また馬報道官は、台湾が設定する防空識別圏への中国軍機の進入が相次いでいることについて、「軍の訓練は、台湾独立活動と外部勢力の干渉に対し、台湾海峡の平和と安定、それに主権と領土を守ることが目的であり、完全に正義の行為だ」と正当化しました。