財務省改ざん関連資料 不開示決定 自殺職員の妻不服申し立てへ

財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の男性職員の妻が、改ざんをめぐる内部のやり取りが分かる資料の開示を求めた情報公開請求で、財務省は開示しない決定をしました。妻は不服を申し立てる方針です。

森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻の雅子さんは、ことし8月、財務省に対して夫が残した、いわゆる「赤木ファイル」では明らかにならなかった改ざんをめぐる内部でのやり取りが分かる資料の公開を求めて、情報公開請求を行っていました。

代理人の弁護士によりますと、財務省は13日までに、開示しない決定をしました。

この中で請求された資料のうち、調査報告書を作るために集めた文書については「職員の監察などに関わるもので、一部でも公開されれば、今後、同種の任意調査に必要な協力が得られなくなり違法行為などの発見が困難になるおそれがある。また、最終的な報告書に至る前の未成熟な情報であり、不当に混乱を生じさせるおそれがある」などとしています。

このほか、検察に任意提出した文書については、「存在するか否かを答えるだけで、捜査機関の活動内容を明らかにすることになる」としています。

雅子さん側は、納得できないとして不服を申し立てる方針です。

妻の赤木雅子さん「期待を裏切られ とても残念だ」

財務省が、改ざんをめぐる内部のやり取りが分かる資料を開示しない決定をしたことについて、赤木俊夫さんの妻の雅子さんが報道陣の取材に応じ、「何かしらの資料が出てくると期待していたが、何度も期待しては裏切られることを繰り返しているので、とても残念だ。なんとか出してもらえるように弁護士と一緒に求めていきたい」と述べました。

そのうえで今後、国に対しては、「夫のことをなかったことにされるのが、いちばん困る。真実を知りたいが、まだ何も分からず解決していない。裁判や再調査でうみを出し切るように明らかにしてほしい」と話していました。