バリ島で200人死亡の爆弾テロから19年 遺族ら追悼式典で祈り

インドネシアのバリ島で日本人を含むおよそ200人が死亡した爆弾テロ事件から19年となった12日、追悼式典が行われました。アフガニスタン情勢を受けてインドネシア国内の過激派組織への警戒が強まるなか、遺族らは再びテロが起きないよう祈りをささげました。

インドネシアのバリ島では、2002年10月、東南アジアのテロ組織「ジェマ・イスラミア」のメンバーが爆弾を爆発させ、日本人2人を含む202人が死亡しました。

事件から19年となった12日、現場のナイトクラブの跡地には遺族や国家テロ対策庁の関係者らおよそ100人が集まり、追悼式典が行われました。

参列者たちは、亡くなった人たちの名前が刻まれた慰霊碑の前にろうそくをともして犠牲者を悼みました。

事件を起こした組織は、国際テロ組織「アルカイダ」と連携しているとされ、2001年にアメリカで起きた同時多発テロ事件のあと、インドネシア各地でテロを繰り返しました。

ことしはアフガニスタンで、イスラム主義勢力タリバンが再び権力を握り、過激派組織IS=イスラミックステートによるテロも相次いでいることから、インドネシア政府は国内の過激派組織が活動を活発化させるおそれがあるとして警戒を強めていて、遺族らは再びテロが起きないよう祈りをささげました。

事件で片目を失明した50歳の男性は「もうテロリストはいらない。私のような被害者を出さず、安心して暮らせる国になってほしい」と話していました。