雲仙・普賢岳火砕流災害30年 ドローンで災害遺構を撮影 長崎

30年前に発生した長崎県の雲仙・普賢岳の噴火災害について、当時を知らない若い世代にも学んでもらおうと、観光ルートの看板などのQRコードを読み取れば映像などを簡単に見られるようにするため、ドローンによる災害遺構の撮影が行われました。

長崎県島原市は、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光需要の回復などを目的として、雲仙・普賢岳の火砕流災害から30年のことし、観光庁に採択された実証事業の一環として、災害を知らない若い世代にも当時と今を伝える災害遺構などの映像コンテンツ作りに乗り出しました。

現地での撮影が始まり、地元のまちづくり会社や市の担当者らがふだん立ち入りが制限されている当時の報道陣の取材ポイント「定点」周辺の災害遺構などをドローンで撮影しました。
上空145メートルから定点周辺を360度撮影した動画や静止画のほか、当時、消防団の詰め所だった場所から雲仙・普賢岳に向かって進む映像などが撮影されました。

撮影した映像などは、雲仙・普賢岳周辺などに設けられた観光ルートで、コース上に設置した看板などのQRコードをスマートフォンで読み込むと利用者が見られるように準備を進めることにしています。

島原市シティプロモーション課の佐藤元俊主任は「大火砕流当時を知らない世代にも過去、どういうことがあったのか見てもらい、災害の伝承につながってほしい」と話していました