コロナ第6波対策 “発熱外来を地図上で公開” 東京都医師会長

東京都医師会の尾崎会長は12日の会見で、発熱外来を設けている都内の医療機関を地図上で分かるように公開するなど、新型コロナウイルスの第6波に向けた対策を明らかにしました。

東京都医師会の尾崎治夫会長は、12日の定例記者会見で第6波に向けた対策を示しました。

この中で、発熱外来を設けている都内の医療機関を公表し地図上で分かるように対応を進めているとし、「発熱外来はどこにあるのかという問い合わせをいただいていたので、マップ上に公開することで早期発見を目指したい」と述べました。

さらに、医師などが早期に介入し、治療につなげることが重要だとして「感染が分かった段階で保健所と連携して医師による往診につなげ、必要があれば入院や抗体カクテル療法につなげる。タイミングを外さずに治療につなげることで第6波に備えていきたい」と話しました。

また、感染状況に応じた医療提供体制が必要だとして「病床は都立公社の病院が中心となってコロナ病床を確保してほしい。患者が実際に入院しているのか見える化することも必要だ」と訴えました。