ことしのコメの作柄 全国平均で「平年並み」の見通し

農林水産省は9月25日時点の、ことしのコメの作柄について、全国平均では「平年並み」になるという見通しを示しました。

農林水産省は、平年を100としたコメの作況指数を12日に発表し、9月25日時点では全国平均は「100」となり「平年並み」となる見通しを示しました。

地域ごとに見ると、西日本を中心に日照不足や低温の影響を受けて、
▽北陸、東海、沖縄は「98」
▽九州は「96」で、
いずれも「やや不良」でした。

また、
▽近畿、中国、四国は「99」
▽関東・東山は「101」で、
いずれも「平年並み」となりました。

一方、生産量の多い、
▽東北は「102」で「やや良」
▽北海道は「108」で「良」でした。

あわせて発表した、ことしの主食用のコメの予想収穫量は、去年よりも、およそ22万トン減って700万トン余りとなる見込みです。

これは、新型コロナウイルスの影響で外食需要が減少するなどしたことで、去年産の在庫が膨らみ、主な産地で作付面積を減らしたためです。