中国 9月の新車販売台数 大幅減 半導体不足と電力供給制限影響

中国の先月の新車の販売台数は、世界的な半導体不足に加えて国内の幅広い地域で電力の供給制限が行われた影響で生産が減少したため、去年の同じ月を19%余り下回り、5か月連続のマイナスとなりました。

中国の自動車メーカーなどでつくる「中国自動車工業協会」の発表によりますと、先月、中国国内の新車の販売台数は206万7000台で、去年の同じ月を19.6%下回り、大幅な減少となりました。

中国での新車の販売台数がマイナスとなるのは5か月連続です。

このうち、全体の8割以上を占める乗用車の販売台数が16.5%減少しました。

これは、世界的な半導体不足の影響が続いたことに加えて、国内の幅広い地域で石炭価格の高騰や環境規制の強化などによる電力の供給制限が行われたことを背景に、生産が減少したことが主な要因です。

また、日系メーカーへの影響も続いていて、先月の中国での販売台数は、
▽トヨタ自動車が35.9%
▽ホンダが28.1%
▽日産自動車が26.2%と、
それぞれ大幅な減少となっています。

中国にとって主要産業である自動車市場での販売や生産の減少は、このところの経済の減速につながっています。

業界団体は「自動車に対する需要は安定しているが、今後も半導体不足の影響が続くほか、各地の電力制限が自動車産業へのリスクを高める可能性がある」としています。