ハロウィーンは今年も“バーチャル渋谷”で 渋谷区

東京 渋谷区はことしもハロウィーンを目的とした来訪の自粛を呼びかける方針です。インターネット上に渋谷の街を再現した仮想空間でハロウィーンを楽しめるイベントが開かれるということで区長は「“バーチャル渋谷”で楽しんでほしい」と話しています。

渋谷区観光協会や携帯大手のKDDIなどは、12日の会見で今月16日から31日まで、渋谷区公認の仮想空間の街「バーチャル渋谷」でハロウィーンを楽しめるイベントを開催すると発表しました。

専用のアプリを取り込んでスマートフォンなどから自分のアバターを操作し、「スクランブル交差点」など仮想空間の渋谷の街を自由に行き来しながらイベントなどに参加できるということです。

渋谷駅周辺では例年、多くの若者や外国人が集まってトラブルが相次ぎますが、去年は新型コロナの感染状況も踏まえて来訪の自粛と「バーチャル渋谷」の利用が呼びかけられました。
渋谷区の長谷部健区長は、「仮想空間ですが多くの人が集まってワイワイできるのが魅力だと思います。新しい文化を発信するのが渋谷らしいと思います」と話しました。

そのうえで、ことしのハロウィーンについては「基本的には去年と同じように来訪の自粛を呼びかける対応をとっていきたい。新型コロナウイルスの影響で街に少し元気がないので来ないでくれというメッセージは心苦しいが致し方ないと思います。バーチャル渋谷で楽しんでほしい」と話していました。