台風19号 豪雨災害から2年 各地で追悼の祈り

台風19号による記録的な豪雨災害から12日で2年です。土砂崩れなどで12人が犠牲となった宮城県丸森町で追悼式が開かれ、遺族たちが祈りをささげました。

宮城 丸森町 およそ90人参列して追悼式

おととし10月の台風19号で、宮城県内では災害関連死を含めて20人が死亡し、このうち丸森町では土砂崩れなどで県内で最も多い11人が死亡、1人の行方が今も不明のままです。

豪雨災害から2年となる12日、町では遺族などおよそ90人が参列して追悼式が開かれ、はじめに黙とうをささげました。
続いて、保科郷雄町長が「犠牲となった方々のご冥福をお祈りするとともに、1日も早い復旧・復興と安心して暮らせるまちづくりのために全力を尽くすことを誓います」と述べました。
そして遺族を代表し、今も妹の行方が分からない天野民子さんが「元気だった頃の姿を思いだすと今でも胸が張り裂けそうです。ただ、いつまでも悲しみに暮れていると、亡くなった人たちを悲しませることになると思うので、災害を後世に語り継ぐとともに、前を向いて生きていきたいと思います。天上で見守っていてください」と語りかけました。
このあと参列者は、献花をしながら祈りをささげていました。

台風19号で、宮城県内では2万棟近くの住宅が被害を受け、今も15の市と町で合わせて358世帯823人が仮設住宅などでの暮らしを余儀なくされています。

防災対策の強化を含めた安心して暮らせるまちづくりや、長期化する避難生活への継続的な支援が求められています。

福島県庁 犠牲者に黙とう

福島県庁では、職員たちが犠牲者に黙とうをささげました。

12日は午前9時に、庁舎内に黙とうを呼びかけるアナウンスが流れ、職員たちが1分間、犠牲者に黙とうをささげました。

おととしの台風19号では、記録的な豪雨により福島県内を流れる川の堤防が合わせて50か所で決壊し、浸水などの被害を受けた住宅は2万棟余りにのぼりました。

また、県によりますと台風19号とその後の大雨で、いわき市や本宮市などで合わせて32人が亡くなりました。

さらに、避難生活で体調を崩すなどして亡くなった災害関連死も6人に上っています。

福島県内では今も2280人が避難生活を余儀なくされていて、被害を受けた河川や道路などの復旧工事も、およそ6割の完了にとどまっています。

県災害対策課の平野井徹課長は「最近は数十年に一度という大雨が降る傾向にあり、被害は年々激甚化している。改めて自分が住む地域のハザードマップなどを確認し、災害が起きた時にいつどこに避難するか考えて備えてほしい」と話しています。