グライダーが離陸直後に墜落 男性2人が死亡 北海道 美瑛町

12日、北海道美瑛町でグライダーが離陸直後に墜落し、乗っていた60代の男性2人が死亡しました。国の運輸安全委員会は調査官2人を現地に派遣し、事故原因の特定を進めることにしています。

12日午前9時40分ごろ、美瑛町美沢の美瑛滑空場を飛び立ったモーターグライダーが離陸直後、近くの川に墜落しました。

乗っていたのは、神戸市の会社役員、山田広司さん(68)と東京・八王子市の渡邊正樹さん(69)の2人で、いずれも意識不明の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。

警察によりますと、2人は知人どうしで、グライダーは山田さんの所有ですがどちらが操縦していたかは分かっていないということです。

滑空場を管理している地元の航空協会の男性はNHKの取材に対し「グライダーは離陸しておよそ1分後に100メートルほどの高さまで上がったところでコントロールを失ったようだ」と話しています。

気象台によりますと当時、町内は晴れていて、風速は0.3メートルと弱かったということです。

今回の事故を受けて、国の運輸安全委員会は調査官2人を現地に派遣し、13日以降、エンジンに異常がなかったかや機体の整備状況などを調べ、事故原因の特定を進めることにしています。

美瑛滑空場とは

美瑛滑空場は美瑛町の中心部から南東方向に10キロ余り離れた、農地が広がる美沢地区にあります。

美瑛町が昭和61年に開設し、民間団体の「美瑛航空協会」に委託する形で運営を行っていて、毎年5月から10月までの期間、グライダーの愛好家が訪れ、去年はおよそ190人が利用したということです。