NY原油市場 約7年ぶりの高値 一時1バレル=82ドル超

週明け11日のニューヨーク原油市場では国際的な原油の先物価格が上昇し、一時、1バレル=82ドルを超え、およそ7年ぶりの高値まで値上がりしました。

ニューヨーク原油市場では、このところ国際的な指標となるWTIの先物価格の上昇傾向が続いていて、11日は一時、1バレル=82ドルを超えて2014年10月以来、およそ7年ぶりの高値まで値上がりしました。

原油価格の上昇は、経済活動の再開に伴って需要が高まっている一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で減少した生産量が回復していないことが背景にあります。

さらに、主な産油国が来月の生産量を据え置き、増産を見送ったことやアメリカで石油関連施設がハリケーンによる被害を受けたことなども影響しています。

原油価格の上昇によってガソリン価格の上昇などを通じた暮らしへの影響が懸念されるほか、市場では天然ガスの価格も高騰していてエネルギー価格の上昇が欧米などでインフレへの懸念を高めています。

市場関係者は「原油価格がどこまで上昇するのか見通せない状況が続いていて、不安になった投資家が、ひとまず買い注文を出していることも上昇につながっている」と話しています。

官房副長官「市場の動向や日本経済への影響を注視」

木原官房副長官は閣議のあとの記者会見で「資源価格の上昇は石油製品価格や電気・ガス料金などの値上がりを通じて、企業にとってはコストの押し上げ要因となり収益の低下の要因になるだろうと思う。引き続き、原油価格を含む国際エネルギー市場の動向や日本経済への影響について十分注視していきたい」と述べました。