「命のビザ」発給 杉原千畝の名前を冠した広場 エルサレムに

第2次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った、いわゆる「命のビザ」を発給した日本の外交官、杉原千畝の功績をたたえるため、名前を冠した広場が中東のエルサレムに作られ、記念の式典が開かれました。

第2次世界大戦中、リトアニアに駐在していた外交官の杉原千畝は、本国の指示に反し、ナチス・ドイツの迫害を逃れてきたユダヤ人にビザを発給し、およそ6000人を救ったとされています。

こうした功績をたたえるため、エルサレム市はこのたび、市内にある交差点の広場を「チウネ・スギハラ広場」と名付け、11日、記念の式典を開きました。

式典には、杉原の息子でベルギー在住の杉原伸生さん(72)や、発給されたビザによって救われた人たちとその家族など、およそ70人が出席しました。
式典では、戦争という困難な状況の中、ビザを発給した杉原の勇気ある行動が紹介され、息子の伸生さんに、広場の看板のレプリカが贈られました。

ビザによって救われたというバール・ショーさん(94)は「偉大なことをした人は功績としてたたえられるべきで、エルサレムにこのような場所ができてうれしい」と話していました。
また、杉原伸生さんは「父は、偉大なことをしたとは思っておらず、ユダヤ人が困っていたのでビザを発給しただけだった。それが多くの人を救い、何万人もの子孫につながっていると知ったら驚くと思う」と話していました。