宮城 生食用カキの出荷解禁 海水温高く例年の2週間遅れ

宮城県産の生食用のカキの出荷が11日解禁されました。産地の石巻市では今シーズン初の入札が行われましたが、落札価格は去年より4割落ち込みました。

生食用のカキの出荷は、毎年海水温が下がる秋以降に解禁されます。

カキの養殖が盛んな宮城県石巻市の渡波地区では、朝早くからカキが施設に運び込まれ、養殖業者などおよそ200人が手際よく殻むきの作業を行っていました。

ことしは海水温が高かったことなどから生育が遅れていたため、例年より2週間ほど遅れての解禁となりました。

このあとさっそく石巻市内の販売所に、殻むきが終わったおよそ11トンのカキが運び込まれ、今シーズン初の入札が行われました。

ただ、この販売所での落札価格は10キロあたりの平均で2万2828円と、去年よりおよそ1万6000円、率にして42%低くなりました。

県漁協は、去年より入札にかけられるカキの量が多かったことなどが、価格が抑えられた要因とみています。

宮城県のカキの生産量は広島に次いで全国2位で、県漁協は、今シーズンの殻をむいた生食用のカキは、前のシーズンとほぼ同じおよそ1600トンを見込んでいます。

宮城県漁協カキ部会の須田政吉部会長は「昨シーズンの単価は例年より2割から3割ほど安くなった。感染拡大が落ち着いてようやく海産物も順調に召し上がってもらえるようになったので、ぜひ県産のカキを味わってほしい」と話していました。