国際線航空機を背景に結婚の記念写真 成田空港でサービス開始

成田空港会社などは、新型コロナウイルスの影響で運航回数が少なくなっている国際線の航空機などを活用して、結婚の記念写真を撮影するサービスを始めました。

このサービスは、成田空港会社や空港周辺のホテルなどが低迷する航空業界を盛り上げようと、緊急事態宣言が解除されたことを受けて始めたものです。

11日は、成田市に住む20代の新郎新婦がタキシードとウエディングドレスを着て撮影に臨みました。

夫婦は、ことし2月に挙式や披露宴を予定していましたが、新型コロナの影響で延期したということです。

2人は、空港の駐機場で運航回数が少なくなっている国際線の航空機をバックに記念写真におさまっていました。

撮影は、航空機の運航状況を伝える電光掲示板の前でも行われ、利用者の低迷が続き、ふだん閑散とした空港が華やかな雰囲気に包まれていました。
新婦の角田ゆうかさんは「新型コロナの影響で挙式がいつできるのかと毎日、不安でした。ふだん遠くからしか見ることができない航空機のそばで写真を撮れて、一生の思い出になりました」と話していました。
成田空港会社の浅井俊隆部長は「航空業界は厳しい状況が続いていますが、こうした取り組みで盛り上げていきたい」と話していました。