地震時の緊急停止短縮 次の駅まで運行の新システム JR西日本

JR西日本は、強い地震の発生で列車が緊急停止した際、線路上に停止した車両を速やかに次の駅まで移動させ、乗客が避難にかかる時間を短縮させるための新たなシステムを導入したと発表しました。

3年前、大阪北部で震度6弱の揺れを観測した地震では、JR西日本の列車が一斉に緊急停止し駅と駅の間にとどまるなどして、およそ14万人が最長6時間近くにわたり車両から出られなくなりました。

これを受けて、JR西日本は11日、地震により停止した列車の運行再開を早めるための新たなシステムをことし6月から大阪環状線など4つの在来線で導入したと発表しました。

このシステムでは、地域ごとの細かな震度を基に緊急停止した列車が次の駅に向けて運行再開できるかを路線単位で判定し、指令からの指示を待たずに運転士自身の判断で運行を再開させることができます。

会社の試算ではこのシステムの導入によって乗客は従来よりも短時間で次の駅に降りることができ、避難にかかる時間を最大で3割余り短縮できるとしています。

会社では今後ほかの路線にもこのシステムを導入したいとしています。

11日、都内で行われた会見でJR西日本の長谷川一明社長は「速やかな運行再開が可能となることで、駅と駅の間で長時間待機する事例を減らすことができる」と話していました。