東京原油市場 先物価格 ことし最高値更新 3年ぶり高値水準続く

国際的な原油価格が上昇する中、東京原油市場では、取り引きの中心となる先物価格は3年ぶりの高値の水準が続いています。

東京原油市場では11日、取り引きの中心となる来年3月ものの先物価格が、先週末の終値より一時、810円高い、1キロリットルあたり5万4960円となり、ことしの最高値を更新しました。

その後も高い水準が続き、結局、11日の終値は、先週末の終値より690円高い5万4840円でした。

これは、2018年10月以来、3年ぶりの高値の水準となっています。

海外でも先週8日のニューヨーク市場で、国際的な原油価格の指標となるWTIの先物価格が1バレル=80ドルを超え、およそ7年ぶりの高値になっています。

世界的に経済活動の再開が進み、需要が高まる一方、主な産油国が来月の生産量を据え置いたことが背景にあります。

この影響で、国内ではガソリン価格の値上がりが続いているほか、調達コストの上昇による企業の業績への影響も懸念されます。

今後の見通しについて、市場関係者は「電力消費の多い北半球がこれから冬に近づき、暖房の使用も増えると見込まれることから、原油の先物価格もさらに値上がりするという見方が出ている」と話しています。