大津いじめ自殺10年 父親が会見 いじめ対策強化を訴え

大津市で中学2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺してから10年となる11日、父親が会見を開き「悲しむ気持ちに変わりはありません。これ以上、加害児童も被害児童も生まれてほしくない」と涙ながらにいじめ対策の強化を訴えました。

大津市の中学2年生の男子生徒が、同級生からのいじめを苦に自殺してから11日で10年となるのにあわせて、生徒の父親が大津市内で記者会見を開きました。

このなかで父親は「10年という区切りに特別な思いはなく、10年たとうが20年たとうが、息子に先立たれて悲しむ気持ちに変わりはありません。ただ、直近のいじめ事件で起きていることを見ると、10年前と今との間で子どもを取り巻く環境に変化はないという思いです」と話しました。

そして、事件をきっかけに成立した「いじめ防止対策推進法」をより実効性のあるものにするため法律の改正が必要だと訴えました。

具体的には学校が生徒から集めたいじめに関するアンケートや教員のメモなどを保存することを義務づけ、保護者の求めに応じて開示する手続きを整備する必要があるなどとしています。

その理由について「これ以上、加害児童も被害児童も生みたくないし、生まれてほしくない。法改正によって一刻も早く命を落とす子どもを守りたいです」と涙ながらにいじめ対策の強化を訴えました。