宣言解除後2回目の日曜日 各地の人出 ほとんどの地点で増加

緊急事態宣言が解除されてから2回目の日曜日となった10日の各地の人出は、宣言期間中の平均と比べ日中、夜間とも、ほとんどの地点で増加しました。

NHKはIT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、全国の主な地点の人の数を分析しました。

東京や大阪など19の都道府県に出されていた緊急事態宣言が解除されてから2回目の日曜日となった10日、各地の人出はほとんどの地点で増加しました。

各地の増加率は宣言期間中の平均と比べて
▽札幌駅付近で、日中が36%、夜間が32%
▽東京・渋谷のスクランブル交差点付近で日中が51%、夜間が39%
▽名古屋駅付近で、日中が22%、夜間が27%
▽大阪梅田駅付近で日中が27%、夜間が31%
▽広島駅付近で日中が79%、夜間が105%と2倍余りに
▽博多駅付近で日中が33%、夜間が48%でした。

一方
▽那覇市の県庁駅前付近では、日中は5%減少しましたが、夜間は14%増加しました。

宣言の解除にともなって、営業を再開したり、閉店時間を繰り下げたりする店も増えていることから各地で日中、夜間とも人出の増加が目立っています。