北朝鮮キム総書記 党創立記念日に演説 “衣食住の問題を解決”

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、10日の朝鮮労働党の創立記念日にあわせて演説し「人民の衣食住の問題を解決する」と述べ、依然として厳しい経済状況をうかがわせながら、経済の立て直しを進めると強調しました。

11日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記が、党創立76年となった10日、幹部たちを前に演説したと伝えました。

このなかで、キム総書記は「人民の衣食住の問題を解決する」と述べ、国連の安全保障理事会による経済制裁に加え、新型コロナウイルスへの感染対策で貿易の制限が続くなか、依然として厳しい経済状況をうかがわせました。

そのうえで、ことし1月の党大会で決定した5か年計画に沿って経済の立て直しを進めると強調しました。

一方、演説では、アメリカや韓国との関係や核・ミサイル開発についての言及はありませんでした。

キム総書記は、先月29日に開かれた最高人民会議でも演説しており、続けて演説を行うことで内部の統制を強化し、引き締めを図るねらいがあるものとみられます。