大津いじめ自殺10年 市教委が黙とう いじめ問題学ぶ授業も実施

大津市で中学2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺してから11日で、10年となりました。市の教育委員会で黙とうがささげられ、市内の小学校では、いじめの問題を学ぶ授業が行われました。

平成23年10月11日、大津市の中学2年生の男子生徒が、同級生からのいじめを苦に自殺し、これをきっかけに「いじめ防止対策推進法」が成立しました。

10年となる11日、当時、いじめへの対応が不十分だったと批判を受けた大津市教育委員会では午前8時半ごろ、職員などおよそ50人が黙とうをささげました。

児童生徒支援課の橋本岩記課長は、「10年たった今も、いじめは無くなっていません。子ども一人一人に寄り添った対策をこれまで以上に講じられるようにしたい」と話していました。
一方、市内にある中央小学校では、弁護士を講師に招いた授業が行われました。

弁護士は、いじめが原因で自殺した小学6年生の女子児童の遺書を紹介し、いじめは命にかかわる最悪の事態を招くことがあると説明しました。

そして、いじめを受けたり、見たりした場合は、先生など周りの大人に相談してほしいと呼びかけました。

5年生の男子児童は、「もしかしたら、自分もいじめに近いことをやっていたかもしれません。どんな理由があってもやってはいけないので気をつけます」と話していました。