JR東日本 「基幹変電所」火災 機器トラブルが出火原因か

10日、埼玉県蕨市にあるJR東日本の変電所で起きた火災で、警察と消防は11日、現場で火が出た詳しい状況を調べました。

10日午後1時前、埼玉県蕨市にあるJR東日本の「蕨交流変電所」で火災が発生し、これによる停電の影響で首都圏のJRは一時、10の路線で運転を見合わせ、およそ23万6000人に影響が出ました。

11日は、始発から平常通りの運行となっています。

今回の火災について、警察と消防は11日午前9時半ごろから現場に入り、写真を撮影したり、JRの担当者から話を聞いたりして、火が出た詳しい状況を調べました。

警察によりますと、火が出たのは変圧器などが収められている鍵のかかった「トランス室」という場所で、周辺には黒く焼け焦げた跡が残っているということです。
JR東日本によりますと、ここは埼玉から東京にかけての広い範囲の路線に電気を供給する「基幹変電所」で、今月7日の地震のあと行った臨時点検では異常はなかったということです。

これまでのところ、外からの人の立ち入りや作業ミスは確認されていないことから機器のトラブルが原因とみられていて、JRでは原因を究明し、再発防止に努めるとしています。

松野官房長官「国土交通省からJR東日本に原因究明など指示」

松野官房長官は午前の記者会見で、「JR東日本によれば、停電の原因は変電所内の機器が損傷したためということだが、引き続き、警察や消防など関係機関とともに調査が行われていると承知している。国土交通省からJR東日本に対し、発生の原因の究明と再発防止策の検討、利用者への案内が適切であったかなどを検証するよう指示しており、JRにおいて検討されるものと考えている」と述べました。