東京都 コロナ感染で自宅療養の妊婦支援 助産師が健康観察へ

東京都は、新型コロナウイルスに感染して自宅療養を行う妊婦に対して助産師が電話や訪問で健康観察を行う新たな支援事業を始めます。

都によりますと、都内で感染が急拡大したことし8月、1か月間に自宅療養を行った妊婦は少なくとも120人いたことが確認されていて、支援が課題となっています。

このため、都は、地域の助産師が自宅療養中の妊婦や出産直後の女性に電話をかけたり訪問したりして健康観察を行う新たな支援事業を、都助産師会と連携して来月から始めることになりました。

また、保健所を設置している区と市に対して助産師を配置する費用を支援するほか、都の保健所でも新たに助産師を募集するなどして、支援を強化するとしています。

都は「第5波では、すぐに入院できなかったり、幼い子どもがいるなど家庭の事情があったりして自宅療養を余儀なくされた妊婦もいた。次の感染拡大に備えて、きめ細かい支援の体制を整えておきたい」としています。