ドラフト会議【全名簿】4球団競合の隅田は西武が交渉権

プロ野球のドラフト会議が、11日午後5時すぎから東京都内で行われました。1位指名では4球団が西日本工業大の隅田知一郎投手を指名し、抽せんの結果、西武が交渉権を獲得しました。

ことしのドラフト会議は去年に続いて新型コロナウイルス感染防止のため、ファンを招待せず各球団ごとに部屋を用意するなどして午後5時すぎから東京都内のホテルで始まり、12球団の代表者が選手の指名を行いました。

このうち西日本工業大の隅田投手は西武、広島、巨人、ヤクルトの4球団から1位で指名され、抽せんの結果、西武が交渉権を獲得しました。

また、高校屈指の右ピッチャー市立和歌山高校の小園健太投手はDeNA、阪神の2球団から1位で指名され、抽せんの結果、DeNAが交渉権を獲得しました。

このほか、最速157キロの右ピッチャー、秋田・明桜高校の風間球打投手はソフトバンクが単独で1位指名し交渉権を獲得しました。

奈良・天理高校の達孝太投手は日本ハム。上武大のブライト 健太選手は中日。埼玉・昌平高校の吉野創士選手は楽天。市立和歌山高校の松川虎生選手はロッテ。東北福祉大の椋木蓮投手はオリックスがそれぞれ、単独で1位指名し、交渉権を獲得しました。

各球団の1位指名

<セ・リーグ>
▼ヤクルト:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→山下輝(投手/法政大)※競合→交渉権獲得
▼阪神:小園健太(投手/市立和歌山高)※競合→森木大智(投手/高知高)
▼巨人:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→翁田大勢(投手/関西国際大)
▼広島:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→山下輝(投手/法政大)※競合→黒原拓未(投手/関西学院大)
▼中日:ブライト 健太(外野手/上武大)
▼DeNA:小園健太(投手/市立和歌山高)※競合→交渉権獲得
<パ・リーグ>
▼オリックス:椋木蓮(投手/東北福祉大)
▼ロッテ:松川虎生(捕手/市立和歌山高)
▼楽天:吉野創士(外野手/埼玉・昌平高)
▼ソフトバンク:風間球打(投手/秋田・明桜高)
▼西武:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→交渉権獲得
▼日本ハム:達孝太(投手/奈良・天理高)

各球団 監督談話

オリックスの中嶋監督は、1位で交渉権を獲得した東北福祉大の椋木蓮投手について「ボールの強さもあるし、スライダーのキレもあり、高い能力を持ったピッチャーだと思う。エース候補として考えている」と話しました。

ロッテの井口監督は1位で交渉権を獲得した市立和歌山高校の松川虎生選手について「キャッチャーは常に補強ポイントだった。肩に関しても強く、人間的に素晴らしいと聞いているので、将来的にマリーンズを背負う選手になってほしい」と期待を込めました。

楽天のゼネラルマネージャーを兼任する石井一久監督は1位で指名した埼玉・昌平高校の吉野創士選手について、「ミート力、パワー、足の速さ、肩の強さ、守備力すべてを高いレベルで兼ね備えていて、すべてにおいて、チームの先頭に立ってくれると予感しているし、そうなることを願っている」と高く評価していました。

ソフトバンクの工藤監督は、1位で単独指名し交渉権を獲得した秋田の明桜高校の風間球打投手について「投げっぷりと力強さがあり、157キロのスピードボールだけでなく、野球のセンスも素晴らしいという話を聞いた。『球打』ということで、野球をやるために生まれてきた選手だと思う。日本を代表する選手になってほしい」と話しました。

4球団競合のすえ西日本工業大の隅田知一郎投手の交渉権を獲得した西武の辻監督は隅田投手について「いろんな経験を積んで、ライオンズでエース、ジャパンでもエースになってほしい。西武はことし低迷したが、すばらしいチームなので切磋琢磨しながらさらに成長して、優勝に導く投手になってほしい」と期待していました。

日本ハムの栗山英樹監督は1位で指名した達投手について、「速球でしっかり押すことができる。スケールとしては、日本のエースになり、世界で勝負できるくらいの成長の幅が見えていた。5年後、10年後にどのようなピッチャーになるか楽しみだ。駆け上がる姿を見たい」と話しました。

ヤクルトの高津監督は2回目の1位指名で交渉権を獲得した法政大の山下輝投手について「今回は左投手の即戦力を狙っていたので、指名できてすごく良かった。チームに左投手が少ないので、今のチーム事情にフィットした選手だと思う」と話しました。

阪神の矢野監督は、2回目の入札で1位で交渉権を獲得した高知高校の森木大智投手について「チームを代表するピッチャーになる能力を持っている。チームを勝たせるのはもちろんだが、見ていてわくわくするピッチャーになってくれたらうれしい」と話しました。

巨人の原監督は交渉権を獲得した関西国際大の翁田大勢投手について「うちのピッチャーにはいないタイプ。ややスリークオーター気味で真っ直ぐに力があり、先発で完投できるスタミナもある。ジャイアンツのエースになってもらいたい」と期待していました。

広島の佐々岡監督は1位指名の関西学院大の黒原拓未投手について「投げの即戦力が1人2人欲しいという中でストレート、チェンジアップ、カットボールと完成度を高く評価していた。即戦力として期待してる」と話していました。

中日の与田監督は1位指名した上武大のブライト健太選手について「チームのホームラン数を増やしたいという思があり、ある程度、早い段階からブライト健太選手を指名することは決定していた。決め手は長打力や身体能力の高さと、3拍子そろっているところだ」と話しました。

2球団が競合した市立和歌山高校の小園健太投手の交渉権を右手で引き当てたDeNAの三浦大督は「手に触れた瞬間の封筒を取ろうと決めていたのでよかった。高校生ではずば抜けた能力があり、ストレートも強いし変化球のキレも抜群なので、これからどうなっていくのか楽しみです」と話しました。

ドラフト苦戦の巨人 6年連続で1位1回目の抽せん外す

巨人は西日本工業大の隅田知一郎投手を1位で指名しましたが、西武、広島、ヤクルトの3球団と重複しました。そして抽せんで外し、1回目としては6年連続で交渉権を獲得できませんでした。

巨人が1位で1回目に指名した選手が他球団と重複し、抽せんで交渉権を獲得したのは13年前の平成20年が最後です。それ以降、1位指名が1回目で他球団と重複したケースは7回ありましたが、いずれも抽せんで外し交渉権を獲得できませんでした。

さらに平成20年以降、1回目の1位指名で抽せんを外し、2回目の指名でも重複して抽せんが行われたのは5回ありましたが、交渉権を獲得できたのは平成23年だけで、近年のドラフト会議では苦戦が続いています。

【巨人の1位指名】
2021年:隅田知一郎(1回目指名で競合)→翁田大勢(単独指名)
2020年:佐藤輝明(1回目指名で競合)→平内龍太(単独指名)
2019年:奥川恭伸(1回目指名で競合)→宮川哲(競合)→堀田賢慎(単独指名)
2018年:根尾昂(1回目指名で競合)→辰己涼介(競合)→高橋優貴(単独指名)
2017年:清宮幸太郎(1回目指名で競合)→村上宗隆(競合)→鍬原拓也(単独指名)
2016年:田中正義(1回目指名で競合)→佐々木千隼(競合)→吉川尚輝(単独指名)
2015年:桜井俊貴(単独指名)
2014年:岡本和真(単独指名)
2013年:石川歩(1回目指名で競合)→小林誠司(単独指名)
2012年:菅野智之(単独指名)
2011年:菅野智之(1回目指名で競合)→松本竜也(交渉権獲得)
2010年:澤村拓一(単独指名)
2009年:長野久義(単独指名)
2008年:大田泰示(交渉権獲得)
2007年:大場翔太(1回目指名で競合)→篠田純平(競合)→村田透(単独指名)

ヤクルトの指名選手

1位:山下輝(投手/法政大)
2位:丸山和郁(外野手/明治大)
3位:柴田大地(投手/日本通運)
4位:小森航大郎(内野手/宇部工高)
5位:竹山日向(投手/享栄高)
育成1位:岩田幸宏(外野手/信濃グランセローズ)
※指名終了
1位で指名された法政大の山下輝投手は身長1メートル88センチ、体重100キロの恵まれた体格から最速152キロのストレートとキレのあるスライダーを投げ込む左ピッチャーです。千葉の木更津総合高校で甲子園に3回出場し、3年生の時には18歳以下の日本代表に選ばれカナダで開かれたワールドカップで登板しました。法政大では1年生の時に「トミー・ジョン手術」と呼ばれる左ひじのじん帯の修復手術を受けたため、3年春までリーグ戦での登板がありませんでした。4年春のリーグ戦までの成績は13試で4勝4敗、防御率1.88となっています。
山下投手は「まずは開幕1軍にしっかり入れるように頑張りたい。ストレートの質を上げていきたい」と意気込みを語りました。また、あこがれの投手について聞かれ「ヤクルトの高橋投手のようなピッチャーになりたい。ストレートのキレがすごいと思う。自分はまだまだなので、高橋投手を目指して頑張っていきたいなと思います」と話しました。

阪神の指名選手

1位:森木大智(投手/高知高)
2位:鈴木勇斗(投手/創価大)
3位:桐敷拓馬(投手/新潟医療福祉大)
4位:前川右京(外野手/智弁学園高)
5位:岡留英貴(投手/亜細亜大)
6位:豊田寛(外野手/日立製作所)
7位:中川勇斗(捕手/京都国際高)
育成1位:伊藤稜(投手/中京大)
※指名終了
1位で指名された高知高校の森木大智投手は高知県出身の18歳。身長1メートル84センチ、体重88キロで最速154キロのストレートが持ち味の右ピッチャーです。中学時代には軟式球で150キロを計測したほか、全国大会で優勝した経験もあります。高校では県内の強豪・明徳義塾高校の厚い壁に阻まれて甲子園の出場はありませんが、3年春の四国大会では優勝しました。
森木投手は、「小さいころから目指していた舞台なので決まってホッとしている。ここから努力してもっといいピッチャーになり、活躍して両親に恩返ししたい」と話していました。

巨人の指名選手

1位:翁田大勢(投手/関西国際大)
2位:山田龍聖(投手/JR東日本)
3位:赤星優志(投手/日本大)
4位:石田隼都(投手/東海大相模高)
5位:岡田悠希(外野手/法政大)
6位:代木大和(投手/明徳義塾高)
7位:花田侑樹(投手/広島新庄高)
育成1位:鈴木大和(外野手/北海学園大)
育成2位:高田竜星(投手/石川ミリオンスターズ)
育成3位:亀田啓太(捕手/東海大)
育成4位:笹原操希(外野手/上田西高)
育成5位:鴨打瑛二(投手/創成館高)
育成6位:菊地大稀(投手/桐蔭横浜大)
育成7位:京本眞(投手/明豊高)
育成8位:富田龍(投手/四国学院大)
育成9位:川嵜陽仁(投手/誉高)
育成10位:大津綾也(捕手/北海高)
※指名終了
1位で指名された関西国際大の翁田大勢投手は兵庫県出身の22歳。身長1メートル81センチ、体重88キロで人一倍大きな手を駆使してストレートを中心にフォークボールやスライダー、チェンジアップなどの変化球を操る右ピッチャーです。ことし春に右ひじを疲労骨折しましたが、秋のリーグ戦では自己最速となる157キロをマークするなど、急成長を遂げました。翁田投手は兵庫・西脇工業の出身で高校生の時にもプロ志望届を提出しましたが、ドラフト会議で指名されず、大学からのプロ入りを目指していました。
翁田投手は「12球団のなかでトップレベルで、歴史のあるチームなので活躍したいと思います。成績を残して信頼されるような選手になっていきたい」と喜びを話しました。そのうえで「自分のセールスポイントはストレートでどんどん押していくところなので、プロ野球に入ってからもそういう姿勢でやっていきたい。優勝のかかった試合などをしっかりと任してもらえるようなピッチャーになりたい」と目標を話しました。

広島の指名選手

1位:黒原拓未(投手/関西学院大)
2位:森翔平(投手/三菱重工West)
3位:中村健人(外野手/トヨタ自動車)
4位:田村俊介(外野手/愛工大名電高)
5位:松本竜也(投手/Honda鈴鹿)
6位:末包昇大(外野手/大阪ガス)
7位:高木翔斗(捕手/県立岐阜商高)
育成1位:新家颯(投手/田辺高)
育成2位:前川誠太(内野手/敦賀気比高)
育成3位:中村来生(投手/高岡第一高)
育成4位:坂田怜(投手/中部学院大)
※指名終了
1位で指名された関西学院大の黒原拓未投手は和歌山県出身の21歳。最速151キロのストレートに加え、鋭いカットボールが持ち味の左ピッチャーです。智弁和歌山高校で3年生の時にエースとして夏の甲子園に出場しました。大学では1年秋からリーグ戦に登板し、4年生となったことしの春は、勝利数、防御率、奪三振数などでリーグトップの成績を残し、最優秀選手と最優秀投手に輝きました。
黒原投手は「たくさんいい選手がいる中で選んでもらえたことは素直にうれしいです」と喜びを話しました。そのうえで「プロになることがゴールではないので1日1日大切に過ごし、1軍で活躍してチームの柱と言われるような選手になりたい。各球団の4番打者など一流のバッターと対戦できたらと思います」と抱負を話しました。

中日の指名選手

1位:ブライト 健太(外野手/上武大)
2位:鵜飼航丞(外野手/駒沢大)
3位:石森大誠(投手/熊本火の国サラマンダーズ)
4位:味谷大誠(捕手/花咲徳栄高)
5位:星野真生(内野手/豊橋中央高)
6位:福元悠真(外野手/大阪商大)
(※育成ドラフトは指名なし)
1位で指名された上武大のブライト 健太選手は父親がガーナ人、母親が日本人で走攻守、三拍子そろった右投げ右打ちの外野手です。身長1メートル84センチの恵まれた体格を生かした長打力と高い身体能力を兼ね備えた大型外野手として高い評価を受けていました。東京の葛飾野高校では甲子園出場はありませんが、上武大では2年秋からリーグ戦に出場しました。そしてことし春のリーグ戦では主に4番で打率3割8分、50メートル5秒9の俊足を生かして4つの盗塁を決め、チームの優勝に貢献しました。また6月に行われた全日本大学野球選手権では2本のホームランを打ち、ベスト4進出の立て役者になりました。
ブライト選手は「小さい頃の夢で両親の夢でもあるのでうれしく思う。今の実力では活躍できないと思うので地に足をつけて1日1日頑張っていきたい」と喜びを語りました。

DeNAの指名選手

1位:小園健太(投手/市立和歌山高)
2位:徳山壮磨(投手/早稲田大)
3位:粟飯原龍之介(内野手/東京学館高)
4位:三浦銀二(投手/法政大)
5位:深沢鳳介(投手/専大松戸高)
6位:梶原昂希(外野手/神奈川大)
育成1位:村川凪(外野手/徳島インディゴソックス)
育成2位:東出直也(捕手/小松大谷高)
育成3位:大橋武尊(外野手/茨城アストロプラネッツ)
※指名終了
1位で指名された市立和歌山高校の小園健太投手は大阪府出身の18歳。身長1メートル84センチ、体重90キロの高校屈指の右ピッチャーです。最速152キロのストレートに加え、スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を操り、完成度の高さが持ち味です。ことしのセンバツ大会でも県立岐阜商業との1回戦で完封勝利をあげるなど実力をみせ、複数の球団から上位候補にあげられていました。
小園投手は「指名していただいたことがうれしかったので抽せんはどきどきしながら見ていました。本当にほっとしています」と喜びを話しました。そのうえで「どの球種でもストライクをとれることが持ち味です。先発投手としてシーズンにふた桁勝利できるような球界を代表するピッチャーになりたいです」と抱負を話しました。

オリックスの指名選手

1位:椋木蓮(投手/東北福祉大)
2位:野口智哉(内野手/関西大)
3位:福永奨(捕手/国学院大)
4位:渡部遼人(外野手/慶応大)
5位:池田陵真(外野手/大阪桐蔭高)
6位:横山楓(投手/セガサミー)
7位:小木田敦也(投手/TDK)
育成1位:山中堯之(外野手/茨城アストロプラネッツ)
育成2位:園部佳太(内野手/福島レッドホープス)
育成3位:大里昂生(内野手/東北福祉大)
※指名終了
1位で指名された東北福祉大の椋木蓮投手はスリークオーターから投げ込む最速154キロのストレートが持ち味の右ピッチャーです。高校2年生の夏に山口の高川学園で甲子園に出場しましたが、登板はありませんでした。東北福祉大では入学間もない1年生の春から主にリリーフとして登板し、大学選手権の優勝やリーグ戦3季連続優勝に大きく貢献しました。2年生の時に右肩を痛めましたが、3年秋のリーグ戦で復帰し、5試合で8イニングを投げて無失点、15個の三振を奪う活躍で最高殊勲選手賞に輝きました。4年生の春に先発に転向してからも安定したピッチングを続け、先発とリリーフの両方をこなせる実力がプロ野球のスカウトから高く評価されていました。
椋木投手は「正直1位とは思っていなかったので素直にうれしいし、体が熱くなった」と喜びを語りました。そのうえで「山本由伸投手を手本にしてきたので、早く1軍に上がって一緒にプレーしたい。先発なら1年目からふた桁勝利、リリーフなら無失点を目指したい」と目標を語りました。

ロッテの指名選手

1位:松川虎生(捕手/市立和歌山高)
2位:池田来翔(内野手/国士舘大)
3位:廣畑敦也(投手/三菱自動車倉敷オーシャンズ)
4位:秋山正雲(投手/二松学舎大附高)
5位:八木彬(投手/三菱重工West)
育成1位:田中楓基(投手/旭川実業高)
育成2位:速水将太(内野手/富山GRNサンダーバーズ)
育成3位:永島田輝斗(投手/立花学園高)
育成4位:村山亮介(捕手/幕張総合高)
※指名終了
1位で指名された市立和歌山高校の松川虎生選手は大阪府出身の17歳。右投げ右打ちで強肩強打のキャッチャーです。キャプテンとして出場したことし春のセンバツ大会では中学時代からバッテリーを組む小園健太投手を巧みなリードで引っ張り、1回戦で完封勝利をあげました。また、勝負強いバッティングも持ち味で、センバツでは2試合に出場して5割を超える打率をマークしました。
松川選手は、「一巡目に呼ばれるとは思っていなかったのでびっくりしました」と話したうえで、「打てるキャッチャーとしてホームランバッターになりたいです。プロの世界は甘くない厳しい世界なので1日1日覚悟をもって愛される選手になりたいのです」と目標を話しました。

楽天の指名選手

1位:吉野創士(外野手/埼玉・昌平高)
2位:安田悠馬(捕手/愛知大)
3位:前田銀治(外野手/三島南高)
4位:泰勝利(投手/神村学園高)
5位:松井友飛(投手/金沢学院大)
6位:西垣雅矢(投手/早稲田大)
7位:吉川雄大(投手/JFE西日本)
育成1位:宮森智志(投手/高知ファイティングドッグス)
育成2位:柳澤大空(外野手/日大藤沢高)
育成3位:大河原翔(外野手/東海大山形高)
※指名終了
1位で指名された埼玉の昌平高校の吉野創士選手は、走攻守の三拍子そろった右投げ右打ちの外野手で、高校通算56本のホームランを打ちました。高校では1年生の時から主に3番を打ち、鋭いスイングから広角にホームランを打てる長打力に加え、肩の強さや足の速さも高く評価されています。3年生で迎えたことし夏の埼玉大会の決勝で吉野選手はヒットを打つことができず、チームも敗れたため、甲子園出場はなりませんでした。
吉野選手は、「まったく自信がなく、不安な気持ちでしたが、1位に指名されてとてもうれしいです」と喜びを語りました。そのうえで「広角に長打を打てるのが自分の持ち味なので、プロでも生かせるようにがんばっていきたい」と今後の抱負を語っていました。

ソフトバンクの指名選手

1位:風間球打(投手/秋田・明桜高)
2位:正木智也(外野手/慶応大)
3位:木村大成(投手/北海高)
4位:野村勇(内野手/NTT西日本)
5位:大竹風雅(投手/東北福祉大)
育成1位:藤野恵音(内野手/戸畑高)
育成2位:川村友斗(外野手/仙台大)
育成3位:井崎燦志郎(投手/福岡高)
育成4位:三浦瑞樹(投手/東北福祉大)
育成5位:田中怜利 ハモンド(投手/帝京五高)
育成6位:加藤洸稀(投手/滝川二高)
育成7位:山崎琢磨(投手/石見智翠館高)
育成8位:佐久間拓斗(捕手/田村高)
育成9位:山本恵大(外野手/明星大)
育成10位:加藤晴空(捕手/東明館高)
育成11位:瀧本将生(投手/市立松戸高)
育成12位:三代祥貴(内野手/大分商業高)
育成13位:佐藤琢磨(投手/新潟医療福祉大)
育成14位:仲田慶介(外野手/福岡大)
※指名終了
1位で指名された秋田・明桜高校の風間球打投手は身長1メートル83センチ、体重81キロの右ピッチャーです。ことし夏の秋田大会で157キロをマークし、世代最速の右ピッチャーとして一躍、注目を集めました。伸びのあるストレートに変化球を織り交ぜて三振を奪うピッチングが持ち味で夏の甲子園では、北北海道の帯広農業との1回戦で10個の三振を奪って力のあるところを見せました。
風間投手は「名前を呼ばれるまではすごく緊張して不安だったが、選ばれてすごくうれしい。ソフトバンクは、選手1人1人に実力があると思うので活躍できるように、入ってからも頑張りたい。チームのためにしっかりした投手になり、貢献できるよう頑張りたい」と話しました。

西武の指名選手

1位:隅田知一郎(投手/西日本工業大)
2位:佐藤隼輔(投手/筑波大)
3位:古賀悠斗(捕手/中央大)
4位:羽田慎之介(投手/八王子学園八王子高)
5位:黒田将矢(投手/八戸工大一高)
6位:中山誠吾(内野手/白鴎大)
育成1位:古市尊(捕手/徳島インディゴソックス)
育成2位:滝澤夏央(内野手/関根学園高)
育成3位:菅井信也(投手/山本学園高)
育成4位:川村啓真(外野手/国学院大)
※指名終了
1位で指名された西日本工業大の隅田知一郎投手は最速150キロのストレートと多彩な変化球が持ち味の左ピッチャーです。長崎の波佐見高校では3年生の夏に甲子園のマウンドを経験し、西日本工業大に進んでからは1年春からリーグ戦に登板しました。ことし6月に行われた全日本大学野球選手権では上武大との1回戦に先発し、ソロホームランを打たれて1失点で敗れましたが、14個の三振を奪い注目を集めました。力のあるストレートに加え、チェンジアップやカーブ、カットボールなど多彩な変化球を織り交ぜた投球術もプロのスカウトから高い評価を受けていました。
隅田投手は、「西武はバッティングがいいチームなので打者を信じて、即戦力として腕を振って投げていきたい。チームに貢献できるピッチャーを目指して、新人王を狙いたい」と目標を語りました。また対戦したいバッターを聞かれると「球界を代表する左打者で規格外のスイングをするオリックスの吉田正尚選手と対戦したい」と話していました。

日本ハムの指名選手

1位:達孝太(投手/奈良・天理高)
2位:有薗直輝(内野手/千葉学芸高)
3位:水野達稀(内野手/JR四国)
4位:阪口樂(投手/岐阜第一高)
5位:畔柳亨丞(投手/中京大中京高)
6位:長谷川威展(投手/金沢学院大)
7位:松浦慶斗(投手/大阪桐蔭高)
8位:北山亘基(投手/京都産業大)
9位:上川畑大悟(内野手/NTT東日本)
育成1位:福島蓮(投手/八戸西高)
育成2位:速水隆成(捕手/群馬ダイヤモンドペガサス)
育成3位:柳川大晟(投手/九州国際大付属高)
育成4位:阿部和広(外野手/平塚学園高)
※指名終了
1位で指名された奈良・天理高校の達孝太投手は大阪府出身の17歳。身長1メートル93センチ、体重88キロの右投げのピッチャーで、長身から投げ下ろす角度のあるストレートには力があります。練習にボールの軌道や回転数を細かく解析できる最新の装置を取り入れるなど研究熱心で、将来の目標を大リーグ挑戦としています。ことし春のセンバツ大会では3試合に登板して26イニングで4失点と安定したピッチングでチームのベスト4入りに貢献しました。
達投手は「1位で指名してもらえるとは思っていなかったので、正直びっくりしている。自分ができることを1つ1つしっかりとやって、その先にスケールの大きいピッチャーになりたい」と抱負を話しました。

【ドラフト会議 概要】

ドラフト会議は、去年と同じく新型コロナウイルス感染防止のため、各球団ごとに部屋が用意され、オンラインで開催されます。

「1位」は各球団が一斉に指名し、単独指名ならば、その球団が交渉権を獲得しますが、重複した場合は、各球団の監督などが抽せん会場となる部屋に移動してくじをひくことになっています。抽せんで外れた球団は再度指名を行い、ここでも重複した場合は再び抽せんに。各球団の1位が決まるまで繰り返します。

「2位」からはドラフト会議の前日時点でのチーム順位の逆順となる「ウエーバー順」で、ことしはセ・リーグから指名が行われます。「2位」の指名順は、DeNA→日本ハム→中日→西武→広島→ソフトバンク→巨人→楽天→阪神→ロッテ→ヤクルト→オリックスの順となります。

「3位」は、2位と逆にパ・リーグの1位からで、オリックス→ヤクルト→ロッテ→阪神→楽天→巨人→ソフトバンク→広島→西武→中日→日本ハム→DeNAの順となります。4位指名は再び下位球団から、5位指名は上位球団からと交互に繰り返して続けます。

1球団が指名できるのは原則10人以内ですが、国内の独立リーグに所属する選手や外国のプロ野球選手を指名した場合は、人数に含まれません。