東京都 新型コロナ 7人死亡 感染確認はことし最少の60人
東京都内では10日、新たに60人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、2日連続でことし最少を更新しました。
60人以下となるのはおよそ1年1か月ぶりです。
都の担当者は「減少傾向が確実に続いているものの、人の流れが増えると感染が再び広がる可能性はゼロではないため、リバウンドしないためにも引き続き対策を徹底してほしい」と呼びかけています。
東京都は、10日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて60人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
ことしに入って最も少なかった9日より、さらに22人減っています。2日連続でことし最少を更新しました。
1日の感染確認が60人以下となるのは、去年9月23日以来、およそ1年1か月ぶりです。
1週間前の日曜日と比べると101人減っています。
また、10日までの7日間平均は114.7人で、前の週の55.6%です。
感染経路がわかっている30人の内訳は、
▽「家庭内」が20人と最も多く、
次いで、
▽「施設内」が6人などとなっています。
都の担当者は「減少傾向が確実に続いているものの、人の流れが増えると感染が再び広がる可能性はゼロではないため、リバウンドしないためにも引き続き対策を徹底してほしい」と呼びかけています。
一方、都の基準で集計した10日時点の重症の患者は、9日より1人減って67人でした。
重症患者を含む10日時点の入院患者は、9日より13人減って602人でした。
また、都は、感染が確認された40代と、60代から90代の、男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。
都によりますと、亡くなった40代の男性は、8月17日に感染が判明したときは、せきのみの軽症だったため、自宅で療養していました。
しかし、保健所からの連絡が一度もつかず、8月27日に自宅ではない場所で亡くなっているのを警察が見つけたということです。
ことし8月以降、自宅療養中に亡くなった人はこれで59人になりました。
都内で感染して死亡したのは3028人になりました。