緊急事態宣言解除後2回目の土曜日 各地 夜間の人出が大幅増加

緊急事態宣言が解除されて1週間余り。2回目の週末を迎え、9日の土曜日の各地の人出は、緊急事態宣言が出ていた期間中の平均と比べて、日中と夜間ともにほとんどの地点で増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop(アグープ)」が利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、全国の主な地点の人の数を分析しました。

東京や大阪など19の都道府県に出されていた緊急事態宣言が解除されてから1週間余りがたち、2回目の週末を迎えた、9日の土曜日の各地の人出は、ほとんどの地点で増加しました。

各地の増加率は、緊急事態宣言の期間中の平均と比べて、
▼札幌駅付近が、日中は33%、夜間は51%、
▼東京 渋谷のスクランブル交差点付近で、日中は42%、夜間は82%、
▼名古屋駅付近で、日中は46%、夜間は64%、
▼大阪 梅田駅付近で、日中は33%、夜間は53%、
▼広島駅付近で、日中は43%、夜間は80%、
▼博多駅付近で、日中は37%、夜間は72%、
▼那覇市の県庁前駅付近で、日中は66%、夜間は177%、およそ2.7倍になりました。

宣言の解除によって、飲食店では営業を再開したり営業時間を繰り下げたりしているところもあることから、夜間の人出が大幅に増加しています。