経済危機続くレバノン全土で停電 復旧には数日かかるか

経済危機が続く中東のレバノンでは、深刻な燃料不足によって大規模な発電所が相次いで操業を停止したことから全土で停電する事態に陥り、復旧には数日かかるとみられています。

レバノンは財政の悪化に伴い、去年3月、事実上のデフォルト=債務不履行に陥ったあと、新型コロナウイルスの感染拡大や首都ベイルートでおきた大規模な爆発の影響もあり経済危機が続いています。

最近は外貨不足からガソリンや重油の輸入が滞り、燃料の不足も深刻化しています。

レバノンの国営通信などによりますと、燃料不足のため国内最大規模の2つの発電所が相次いで操業を停止し9日、全土で停電する事態に陥りました。

燃料を確保し復旧するには数日かかる見通しだということです。

レバノンではことしに入って慢性的な電力不足が続き、ベイルートの中心部でも電力の供給は1日数時間に制限され市民生活に大きな影響が出ていました。

去年8月、大規模な爆発がおきたあと、1年以上の政治空白を経て、先月発足した新政権は経済の立て直しという難しい課題に直面しています。