ことし最少の82人 東京都 新型コロナ感染確認人数

東京都内では9日、新たに82人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、ことしに入って最も少ない人数となりました。

東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて82人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

これはことしに入って最も少ない人数で1週間前の土曜日より114人減りました。
また、9日までの7日間平均は129.1人となり、およそ1年ぶりに150人を下回った8日の145.4人よりも少なくなりました。

感染経路がわかっている人の内訳は「家庭内」が25人と最も多く、次いで「施設内」が5人、「職場内」が4人などとなっています。

都の担当者は「きょうの人数はほとんどが緊急事態宣言の期間中に感染したと見られ、解除の後、繁華街の人流が急激に増えているというデータもあるので、今後も減るという保証はない。これからも人混みを避けたり接触の機会を減らしたりしてほしい」として、引き続き、感染対策への協力を呼びかけました。

一方、都の基準で集計した9日時点の重症の患者は、8日と同じ68人でした。

重症を含めた9日時点の入院患者は8日より29人減って615人でした。

また、都は感染が確認された50代から80代の男女合わせて9人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡したのは3021人になりました。