ブラジル コロナ死者60万人超も規制緩和の政府対応に懸念の声

南米のブラジルでは8日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が累計で60万人を超えました。ブラジル国内では、カーニバルなど大規模な催しへの規制を緩和する動きが相次いでいて、現地の専門家から政府の対応を懸念する声も上がっています。

ブラジルの保健当局は8日、ブラジル国内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人が累計で60万425人に達したと発表しました。
変異ウイルス「デルタ株」の感染が広がっているリオデジャネイロ市では、地元の市民団体が亡くなった人たちを悼む白い布600枚を海岸に並べ、政府の感染対策に責任があると抗議していました。

ブラジルでは、このところ死者の数は減少傾向にあり、9月の死者数は1万6000人余りと、ピークだったことし4月の5分の1程度になっています。
このためリオデジャネイロ市が、来年2月に予定されている「リオのカーニバル」を規制を設けず、通常の規模で開催する意向を示しているほか、各地のサッカースタジアムでも観客数の制限が相次いで緩和されています。
ただ現地の専門家からは、感染が完全に収まらない中、大規模な催しへの規制を緩和するのはリスクが大きいとして、政府の対応を懸念する声も上がっています。