NY原油市場 一時約7年ぶり80ドル台に 暮らしへの影響懸念

8日のニューヨーク原油市場では、国際的な原油の先物価格が一時、およそ7年ぶりに1バレル=80ドルを超えました。経済活動の再開に伴う需要の高まりなどが背景で、ガソリン価格の上昇などを通じた暮らしへの影響が増すことが懸念されます。

ニューヨーク原油市場では8日、国際的な指標となるWTIの先物価格が、一時、1バレル=80ドルを超えました。

WTIの先物価格が80ドルを超えるのは、2014年11月以来、およそ7年ぶりです。

原油価格の上昇は、経済活動の再開に伴って需要が高まっている一方で、主な産油国が11月の生産量を据え置き、増産を見送ったことが背景です。

加えて、アメリカでハリケーンによって被害を受けた石油関連施設が復旧しておらず、生産が減っていることなども影響しています。
市場では天然ガスの価格も高騰していて、エネルギー価格の上昇は欧米などでインフレへの懸念を高めています。

市場関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大後に減少した原油の生産量が十分に回復しておらず、上昇傾向は当面、続くとみられる」と話していて、ガソリン価格の上昇などを通じた暮らしへの影響が増すことが懸念されます。