地震 東京・埼玉で10年ぶりの“震度5強”「1週間程度 注意を」

7日夜遅く、千葉県北西部を震源とする地震があり、東京 足立区や埼玉県川口市などで震度5強の強い揺れを観測しました。
東京23区で震度5強の揺れを観測したのは10年前に発生した東日本大震災以来です。
気象庁は記者会見で「最初の大きな地震の発生から一週間ほどの間は同程度の規模の地震が発生する確率が1割から2割程度ある。ここ2~3日ぐらいはとくに注意してほしい」と呼びかけています。

気象庁によりますと、7日午後10時41分ごろ、千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.9の地震がありました。

この地震で
▽震度5強の強い揺れを東京 足立区と埼玉県川口市と宮代町で観測しました。

また
▽震度5弱を東京都内や埼玉県、千葉県、神奈川県の各地で観測しました。

このほか
▽関東甲信越と近畿、東海、北陸、それに東北の各地で震度4から1の揺れを観測しました。

気象庁によりますと、埼玉県と東京23区で震度5強以上の揺れを観測したのは2011年3月11日に東日本大震災を引き起こしたマグニチュード9.0の巨大地震以来です。

気象庁の観測によりますと、震源地は千葉県北西部で、震源の深さは75キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています。

この地震による津波はありませんでした。

「長周期地震動」が発生

今回の地震では高層ビルなどがゆっくりと大きく揺れる「長周期地震動」が発生し、東京23区と千葉県北西部で4段階のうち下から2番目の階級「2」を観測しました。

これらの地域の高層ビルの高層階などでは、物につかまらないと歩くことが難しく、棚にある食器類や本棚の本が落ちることがあるなど大きな揺れになった可能性があるということです。

今回の震源付近では、これまでに震度1以上の地震が2度発生し、このうち8日午前5時すぎには東京 練馬区で震度2の揺れを観測しています。
気象庁は今後1週間程度、特に2、3日は今回と同程度の強い揺れを伴う地震に注意し、倒れやすい家具を固定するなど対策をとるよう呼びかけています。

また、揺れの強かった地域では、落石や崖崩れの危険性が高まっている可能性があるので注意してください。

気象庁 “2~3日はとくに注意を”

気象庁の宮岡一樹 地震情報企画官は、直近の地震や火山活動についての定例の記者会見で「昨夜の地震のあと、震度1以上を観測する地震が2回発生した。いずれもマグニチュード3クラスだが、最初の大きな地震の発生から一週間ほどの間は同程度の規模の地震が発生する確率が1割から2割程度ある。ここ2~3日ぐらいはとくに注意してほしい」と述べました。

そのうえで「今回は都市部で起きた地震ということで、インフラも被害を受け、家の中で物が倒れたり、怖い思いをされたりした人も多いと思う。家具の固定や高いところに物を置かないなど、改めて日頃からの地震への備えを進めてほしい」と呼びかけました。