岸田首相「デジタル田園都市国家構想」の実現で地方の活性化を

岸田総理大臣は全国知事会の平井会長と会談し、新型コロナウイルス対策を進めながら、経済を動かしていくとしたうえで、成長戦略の柱として掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現などで、地方の活性化を進める考えを伝えました。

岸田総理大臣は総理大臣官邸で就任後初めて、全国知事会の平井知事と会談し、岸田総理大臣の地元、広島県の湯崎知事も同席しました。

この中で平井会長は「新型コロナウイルスへの対応が喫緊の課題で、今、沈みかけている地域の経済を立て直していただきたい。現場の声を聞いていただければ、効果的な政策が出ると思う」と述べました。

これに対し岸田総理大臣は「コロナ対策は、しっかり進めていくのが当然のことで、困難を乗り越えた先には、経済を動かしていかなければいけない」と述べ、成長戦略の柱として掲げる、社会のデジタル化によって都市と地方の物理的距離を乗り越える「デジタル田園都市国家構想」の実現などで、地方の活性化を進める考えを伝えました。

そのうえで「交通や物流のインフラ整備、多様性を大事にした豊かな農林水産業など、地方において頑張っていただかなくてはいけない課題はたくさんある。知事会の皆様といかに意思疎通をはかって連携し、協力することができるかが大変重要だ」と述べました。