イギリス ジョンソン首相 人手不足でも移民受け入れ緩和を否定

イギリスではガソリンを輸送する大型トラックの運転手など人手が不足して経済活動にも影響が出ていますが、ジョンソン首相は、EU=ヨーロッパ連合などからの移民を受け入れるためのルールを緩和することには否定的な考えを示しました。

イギリスでは大型トラックの運転手が不足し、ガソリンスタンドへのガソリンの輸送が滞る事態となっているほか、レストランやカフェといったサービス業でも人手不足が続いています。

この背景には、EU=ヨーロッパ連合からの離脱や新型コロナウイルスの感染対策によって、EUからの労働者が減少していることなどがあります。

産業界からは、移民を受け入れるためのルールの緩和を求める声があがっていますが、ジョンソン首相は6日、与党・保守党の党大会で、「低賃金でスキルも生産性も低いかつてのようなやり方に戻ることはない」などと述べ、否定的な考えを示しました。

そして、企業は、国外からの低賃金の労働力に頼るのではなく、人材育成や設備に投資すべきだと強調しました。

イギリスでは、ガソリンの輸送を支援するため軍が投入されているほか、トラック運転手およそ5000人を対象に期間限定のビザも発給されることになっていますが、不足している運転手は10万人規模にのぼるとみられ、事態の打開には十分ではないという指摘も出ています。