“中国船がEEZに侵入” マレーシアが中国に抗議 警戒強める

マレーシア政府は、中国の調査船が南シナ海のマレーシアの排他的経済水域に侵入し活動したとして、中国側に抗議したことを明らかにしました。
ことし5月にも中国軍機が領空に侵入したとして、マレーシア政府は警戒を強めています。

マレーシア政府の発表によりますと、調査船を含む複数の中国船がボルネオ島沖の排他的経済水域に侵入して活動を行ったということです。

マレーシア政府は「われわれの海域における主権を守るため、国際法に基づいて一貫した行動を取る」として、4日に中国側に抗議したことを明らかにしました。

マレーシア政府は、中国船の活動について詳細を明らかにしていませんが、アメリカのシンクタンクCSIS=戦略国際問題研究所によりますと、中国が去年、マレーシア沖に中国海警局の船と海洋調査船を派遣し、マレーシアが掘削活動を進める現場に近づくなどして調査活動を続けていたと指摘されています。

このため、今回も同じような調査目的でマレーシアの排他的経済水域に侵入したとみられています。

マレーシアでは、ことし5月にも中国の軍用機16機がボルネオ島沖の南シナ海の領空に侵入したとしてマレーシア空軍の戦闘機が緊急発進していて、マレーシア政府は、南シナ海で活動を活発化させる中国への警戒を強めています。