神奈川 黒岩知事が知的障害者施設視察 虐待などの判明受けて

神奈川県の黒岩知事は、ことし2月に入所者に対する長時間の身体拘束が相次いで判明した中井町にある県立の知的障害者施設を視察し、施設運営の改革に全力を挙げる考えを示しました。

中井町にある県立の知的障害者施設「中井やまゆり園」は、ことし2月に入所者2人の部屋に鍵をかけ、複数回にわたって8時間以上閉じ込めていたことが明らかになり、必要以上の身体拘束だとして虐待と認定されたほか、虐待には認定されなかったものの20時間以上、個室に閉じ込めたケースがあったことも判明しました。

さらに、おととし7月には、20代の男性入所者が鎖骨を骨折し、職員による暴力ではないかという指摘があることから、県が再調査を始めています。

黒岩知事は5日、この施設を訪れ、園長や職員の案内のもと、入所者からも話を聞きながらおよそ1時間半にわたって施設の運営状況を視察しました。

視察を終えたあと、黒岩知事は「入所者の方と話をしたらコミュニケーションも取れて、本当に長時間、部屋に閉じ込める必要があるのか疑問も残った。当事者目線に基づいた支援ができるよう、施設の改革に全力を挙げたい。また、入所者の骨折についても実際はどうだったのか検証を進めたい」と述べました。