小学生がサンゴの保全に向けて移植体験 高知 奈半利町

サンゴの名所として知られる高知県奈半利町で、地元の小学生たちがサンゴの保全に向けて育ちやすい場所に移し替えました。

奈半利町は、およそ80種類のサンゴが海岸沿いに広く分布する県内有数のサンゴの名所ですが、防波堤や水流の影響で、若いサンゴが砂をかぶってしまい、死滅してしまうケースが後を絶ちません。

こうした中、サンゴの保全を進めようと、奈半利小学校の5年生およそ20人がサンゴを成育に適した場所に移し替える作業に取り組みました。

子どもたちは、サンゴを植え付ける土台となる石に自分の名前を書き入れたあと、砂をかぶりやすい場所から採取されたサンゴを、接着剤を使って石に取り付けていきました。

移植したサンゴは、スギノキミドリイシやシコロサンゴなどおよそ10種類で、なかには思い思いのあだ名を付けて石に書き込んで記念にする子どももいました。

サンゴを育ちやすい海底に固定する作業はプロのダイバーが行いましたが、子どもたちも水着に着替えて海に入り、自分たちが移植したサンゴや周囲のサンゴの様子を観察していました。

シコロサンゴを移植した、矢田采聖さん(11)は、「サンゴを触るのは初めてで、色がきれいだったり、思ったより固かったりして驚きました。海に入るのは苦手ですが成長した様子を見てみたいです」と話していました。