野党が検証チーム“甘利氏の政治とカネ問題”国会招致を要求へ

かつて検察の捜査対象となった自民党の甘利幹事長の政治とカネの問題について、野党側は、事務所に情報開示を求めても十分な回答がなく、政治的な説明責任を尽くす姿勢が見られないとして、甘利氏本人の国会招致を重ねて求めていくことを確認しました。

自民党の甘利幹事長をめぐっては、5年余り前に自身の事務所が、UR・都市再生機構と補償交渉をしていた建設会社側から現金を受け取っていた問題が明らかになり、当時、経済再生担当大臣を辞任しました。

検察の捜査の結果、甘利氏と元秘書2人は不起訴となりました。

立憲民主党など野党側は、司法の結論が出ているとは言え、甘利氏が要職に就く以上、事実関係を改めて調べる必要があるとして、検証チームを立ち上げ、5日、初会合を開きました。

会合では、甘利氏の事務所に対し、弁護士に作成を依頼したとする調査報告書の開示などを求める公開質問状を送ったものの、十分な回答がなかったことが報告されました。

このため、野党側は、政治的な説明責任を尽くそうという姿勢が見られないとして、甘利氏本人の国会招致を与党側に重ねて求めていくことを確認しました。

甘利氏「説明責任を含め、責務を果たし終えた」

甘利氏は記者会見で「6年前の問題で、大変、お騒がせしたことをお詫びをしたい。ただ、検察が捜査を尽くして不起訴とし、検察審査会も起訴の必要はないと判断した。私自身のことは記者会見で質問が尽きるまであらゆる質問に答え、書面の質問にも答えてきた。私としては説明責任を含め、責務を果たし終えたと考えている」と述べました。