マツダ国内2工場で夜間操業休止 東南アジア感染続き半導体不足

自動車メーカーのマツダは、新型コロナウイルスの感染拡大が続く東南アジアからの半導体を使った部品の調達が滞っているため、国内の2つの工場で合わせて10日間、夜間の操業を休止することになりました。

マツダによりますと、広島県の本社工場と山口県の防府工場で10月11日から22日までの、平日の合わせて10日間、夜間の操業を休止するということです。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、取り引き先のマレーシアにある工場の稼働が減って、半導体を使った電子機器の調達が滞っているためです。

マツダが半導体不足の影響で国内の工場の稼働を止めるのは、ことし7月と8月に続いて3回目で、今年度、国内と海外の工場で計画よりも合わせて10万台の減産を見込んでいます。

マツダは「生産調整が相次ぎ、想定していたよりも減産の規模が大きくなるおそれがあるが、引き続き、影響を最小限に抑えられるよう努めていきたい」としています。