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大谷翔平 5部門で「100」到達 二刀流やり遂げた2021年シーズン

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手は、3日に行われた今シーズン最終戦でマリナーズと対戦し、46号ホームランを打ちました。日本選手初のホームラン王にはあと2本、届きませんでしたが、今シーズン、現代野球では例のない二刀流をやり遂げて最終戦で100打点に到達し、奪三振や打点など投打の5部門で「100」の大台に乗せる史上初の快挙を達成して、偉業の連続となった歴史的なシーズンを終えました。

大リーグ史上6人目「ホームラン45本 25盗塁」

大谷選手は大リーグ4年目の今シーズン、バッターとしては持ち味だった長打力を開花させ、自己最多だった1年目の22本を大きく更新する46本のホームランを打ちました。

60試合に短縮された昨シーズンは、前の年に手術した左ひざのけがの影響もあって打率1割9分、ホームラン7本と極度の不振に苦しみましたが、ひざの不安がなくなった今シーズンは、軸足となる左足に体重を乗せた力強いスイングが戻りました。

ホームランだけでなく、スリーベースヒットがリーグトップの8本を数えるなど走力でもトップクラスの実力を見せ、大リーグ史上6人目の「ホームラン45本、25盗塁」を達成しました。

進化した“二刀流” 投打5部門で「100」の大台

ピッチャーとしては4月に3年ぶりの勝ち投手になり、基本的に中6日で投げて初めて1年間、先発ローテーションを守り、いずれも大リーグでは自己最多の9勝、156個の三振を奪うなど右ひじのけがからの復活を強く印象づけました。

登板の際は、ほとんどの試合で指名打者制を解除して打席に立つだけでなく、マウンドを降りたあと外野の守備につくこともあったほか、登板前日と翌日の試合もバッターとして出場し、二刀流はさらに進化を遂げました。
「真夏の祭典」と言われる7月のオールスターゲームでは、大谷選手のために特別ルールが設けられ、史上初めて先発ピッチャーを務めながら1番 指名打者で出場し、ホームランダービーで観客を沸かせた翌日に勝ち投手となり、話題を独占しました。
ベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2桁勝利、2桁ホームラン」にはあと1勝、届きませんでしたが、現代野球では例のない二刀流をやり遂げてルースも達成していない「ヒット」「打点」「得点」「投球回」「奪三振」の投打5部門で100の大台に乗せるなど偉業の連続となった歴史的なシーズンを終えました。

獲得したタイトルはなくても、投げては160キロ超え、打っては140メートルを超えるホームラン、そしてトップクラスの俊足といったプレーのパフォーマンスそのものは「ルースを超えている」という評価もあり、アメリカンリーグのMVP=最優秀選手の受賞が有力視されています。

「世界一の選手になりたい」と海を渡って4年。その目標に限りなく近づいた1年となりました。

大谷の今シーズンの投打成績

【投手成績】
先発23試合 9勝2敗(チーム1位)
防御率3.18、奪三振156(チーム1位)、投球回130回1/3
(※規定投球回数には届きませんでしたが、いずれも大リーグ4年目で最高の成績)

【打者成績】
主に指名打者として155試合に出場
ホームラン46本(リーグ3位)、打率2割5分7厘、打点100、
盗塁26(リーグ5位)、三塁打8(リーグ1位)、長打80(リーグ2位)、
敬遠20(リーグ1位)、四球96(リーグ3位)、出塁率3割7分2厘(リーグ5位)
(※日本選手として2007年の松井秀喜さん以来、14年ぶりに100打点に到達)

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