和歌山 6万戸断水 “応急工事行い 9日早朝の断水解消目指す”

和歌山市で3日、水道水の送水用の橋が崩落し、市内の4割近くにあたるおよそ6万戸で断水が続いています。和歌山市は6日から近くの橋に水道管をう回させる応急的な復旧工事を始め、9日に全域で断水の解消を目指すことになりました。

3日午後4時ごろ、和歌山市の「紀の川」にかかる「水管橋」と呼ばれる送水用の橋の一部が崩落しました。

橋は長さ500メートル余りで直径90センチほどの水道管が2本通っていて、紀の川の南側にある浄水場から北側に水道水を送る唯一の供給路のため、和歌山市の北部で市内の4割近くにあたるおよそ6万戸が断水しています。

断水した地域では、近隣の自治体や自衛隊などから給水車合わせて83台の派遣を受けて、人工透析の患者を受け入れている病院や、小学校で給水が行われています。

市は復旧方法を検討していましたが、近くの県道の橋に仮の水道管を設置してう回させる方法で、応急的に復旧させることを決めました。

工事は、資材が調達できる6日から始め、橋を通行止めにしたまま車道に仮の水道管を設置します。

計画では、8日に送水を始め、配管内の洗浄などを進めたあと、順次、家庭などへの送水を再開し、9日早朝に全域で断水の解消を目指すことにしています。

“水管橋が崩落する瞬間” カメラが捉えた

紀の川に設置された国土交通省の管理用のカメラが、水管橋が崩落する瞬間を捉えていました。

画面奥側、左から右にかかっているのが水管橋です。

崩落の瞬間、中央部の水道管の一部が真下の川に落ちていくのが分かります。

続けて、上部のアーチ部分も折り畳まれるように落下しました。

わずか数秒の出来事だと見られます。

映像には、崩落の前、数分間の映像もありますが水管橋には特に異変は見られません。

カメラの機能上、崩落の正確な時間は分かりませんが、国土交通省によりますと、3日の午後3時台の後半と見られるということです。