ゴルフ日本女子オープン 勝みなみが優勝 初の国内メジャー制覇

女子ゴルファー日本一を決める日本女子オープンは栃木県で最終ラウンドが行われ、首位から出た23歳の勝みなみ選手がスコアを5つ伸ばす会心のゴルフを見せ、2位に6打差をつける圧勝で国内メジャー初制覇を果たしました。

栃木県那須烏山市で開催された日本女子オープンは、台風の影響で競技が1日順延となり、4日、最終ラウンドが行われました。

1998年度生まれで「黄金世代」と呼ばれる23歳の勝選手は、通算9アンダーの単独首位からスタートしました。

勝選手は1番と2番のパー4で長いパーパットを残してピンチを迎えましたが、ともにパーをセーブして流れをつかみ、前半で3つのバーディーを奪って折り返しました。

メジャー特有の難しいコース設定に多くの選手が苦戦する中、勝選手は持ち味のショットの飛距離と精度を生かして、後半も次々とバーディをとってスコアを伸ばしました。

最終ラウンドはバーディー6つ、ボギー1つで、スコアを5つ伸ばす会心のゴルフで、通算14アンダーでのフィニッシュは2位に6打差をつける圧勝でした。

勝選手は国内ツアー6勝目で初めてのメジャータイトル獲得です。

勝選手は記者会見で「日本女子オープンはアマチュアの時からの夢の舞台で、きょうはいろいろなことを思い出しながら回って、1ホールが終わるごとに優勝に近づいて途中で泣きそうになった。それぐらいメジャー大会に対しての気持ちが大きくてずっと勝ちたいと思っていた大会だったのでうれしい」と笑顔を見せました。

優勝のポイントとして、出だしの1番と2番で迎えたピンチを挙げ「最初に試練がくるとは思っていなかったが、このパーパットを決めたら自分に流れがくると思った。両方とも入ってくれたので、その後は自信を持ってパターを打てた」と振り返りました。

さらに今後については「自己ベストが年間2勝なので、今シーズン中にあと1勝して3勝目を挙げるため気持ちを切り替えたい。また、早ければ来年にはアメリカツアーの予選会に挑戦したい」と述べ、目標として掲げているアメリカツアー挑戦を見据えていました。

ツアー初優勝を目指して首位に1打差の2位から出た19歳の西郷真央選手は、チャンスでパットを決めることができず、この日はイーブンパーとスコアを伸ばせませんでした。

西郷選手はスコアを3つ伸ばしたベテランの上田桃子選手と並び、通算8アンダーの2位でした。

3週連続優勝を目指して首位に2打差の3位から出た21歳の西村優菜選手は、苦しいゴルフでスコアを4つ落とし通算3アンダーの4位となり、渋野日向子選手もスコアを2つ落として通算2アンダーの5位という結果でした。

勝みなみ選手とは

勝みなみ選手は鹿児島市出身の23歳。世界を舞台に活躍する畑岡奈紗選手や渋野日向子選手などと同学年「黄金世代」の1人です。

アマチュアだった2014年に、国内ツアーで史上最年少となる15歳9か月で初優勝すると、今大会までに国内ツアーで5勝を挙げる黄金世代の中でも屈指の実力者です。その勝選手にとって、初めてのメジャータイトルとなる日本女子オープンは「本当に勝ちたい」と語る特別な大会でした。

2015年には11位に入り、アマチュアで最も成績のよいローアマチュアを獲得し、迎えた翌年の大会では、同学年の畑岡選手が大会史上初めてとなるアマチュア優勝を果たしたのに対し、勝選手は予選で敗退しました。

この大会について、勝選手は「すごく悔しい思いだった。プロになってからも、日本女子オープンでは上位で戦えずにいて、本当に勝ちたいという、そのひと言につきる」と思いを語っていました。

プロに転向して5年、ことし5月には2年ぶりに国内ツアーで優勝するなど好調を維持して迎えた今大会。勝選手は今大会の難しい設定や、コースの長い距離に対し、持ち味のショットの飛距離を存分に生かして、果敢に攻めるゴルフでスコアを伸ばしました。

耐えるゴルフとなった第3ラウンドでは、2つのチップインでスコアを伸ばすなど、すべてがかみ合った今大会で、念願の国内メジャー初制覇を果たしました。

近い将来、畑岡選手が戦うアメリカツアーへの挑戦に意欲を示している勝選手。再び黄金世代の中心として、今度は世界を舞台に輝く活躍を見せてくれるのか注目が集まります。