【時系列まとめ】総理大臣に岸田文雄氏 新内閣正式発足

4日午後、衆参両院の本会議での総理大臣の指名選挙が行われ、第100代の総理大臣に自民党の岸田総裁が選出されました。
そして岸田内閣は、皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、午後8時すぎ正式に発足しました。

岸田内閣が正式発足した4日の動きを時系列でまとめました。

“閣僚の官邸会見「働き方改革の観点」で実施せず”(23時すぎ)

松野官房長官は初閣議のあとの記者会見で「副大臣と政務官の人事は、今月6日に行う予定だ」と述べました。
また、これまで閣僚が初閣議のあとに総理大臣官邸で順番に行っていた記者会見について、働き方改革の観点から見直しを行い、実施しないことにしたと明らかにしました。

初閣議 首相臨時代理1位は松野官房長官(22時20分すぎ)

岸田内閣発足後初の閣議が開かれ、総理大臣臨時代理について、1位を松野官房長官、2位を茂木外務大臣、3位を野田少子化担当大臣、4位を鈴木財務大臣、5位を金子農林水産大臣とすることを決めました。

また閣議では信頼と共感を得られる政治が必要だとしたうえで、国民の生活を守り、所得を増やす政策に取り組むとする基本方針を決定しました。

岸田首相の記者会見終了(22時すぎ)

岸田総理大臣の記者会見は1時間ほどで終了しました。

拉致問題「強い思いと覚悟持って取り組み続ける」

北朝鮮による拉致問題への対応について「アメリカの新政権の北朝鮮政策のありようについてもしっかりと把握しながら、日本としてどんな役割を果たせるのか考え具体的な取り組みを進めていくべきだ。拉致被害者のご家族の高齢化が進み、一刻の猶予もない課題であり、強い思いと覚悟を持って取り組みを続けていきたい」と述べました。

政府分科会『改組』や『閉鎖』 一度も申し上げたことない

新型コロナウイルス対策の分科会について「今の分科会には、医療を中心に、さまざまな専門的な見地からご意見をいただき、政府にさまざまな貢献をしていただいていると認識している。『改組する』とか『閉鎖する』といったことは、一度も申し上げたことはない。あくまでも『新しい日常』やコロナとの共存を考え、私たちの生活、社会経済活動を回す際に、必要ないろいろなアイデアやヒントをいただくための会議を、別途作るべきだと申し上げてきた」と述べました。

中国への対応「言うべきことは言っていく」

中国への対応について「隣国で最大の貿易相手国であり、対話は続けていかなければならない。一方で、東シナ海をはじめ、さまざまな地域で、力による現状変更と言えるような動きや、自由や法の支配といった価値観に対して、いかがかと思うような対応も感じる。普遍的な価値を共有する同盟国や同志国とも連携しながら、言うべきことは言っていくのが重要なスタンスだ」と述べました。また中国がTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入を申請したことについて「国有企業のあり方や知的財産権に対する対応といった事を考えると、TPPの高いレベルを中国がクリアできるかはなかなか不透明ではないか」と述べました。

衆議院選挙の日程の理由「空白をできるだけ短く」

衆議院選挙を今月31日投開票の日程とする方針を決めた理由について「国民に貴重な判断をいただくわけで、新型コロナの状況も当然、念頭に置いている。ただ、衆議院議員の任期は10月21日までで、空白をできるだけ短くしなければいけないし、まずは国民に岸田に任せていいのかをしっかり確認してもらい、国民の意思・思いを背景に、思い切ってコロナ対策、経済対策を行うことができないかという思いから日程を決めた。ここが最大の目的だ」と述べました。

“唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界の出口へ引っ張る”

核兵器禁止条約の批准に向けて、アメリカのバイデン大統領に協力を求めていく考えがあるか問われたのに対し「唯一の戦争被爆国として、アメリカをはじめとする核兵器国を、核兵器のない世界の出口に向けて引っ張っていく役割を果たさなければいけない。バイデン大統領も、去年の大統領選挙の最中に『核兵器のない世界を目指す』と発信している。バイデン大統領とも意思疎通を図る中で、大きな目標に向けて、何ができるのかしっかり考えていきたい」と述べました。

“新型コロナとの闘いの司令塔機能の体制をしっかりつくる”

新型コロナウイルス対策を担当する大臣をすべて交代させたねらいを問われたのに対し「新しく就任した3人の大臣は、それぞれの分野で活躍してきた有能な人材であり、しっかり職責を果たしていただきたい。担当大臣らが、いかにうまく連携していけるかが大変重要なポイントだ」と述べました。
そのうえで「新型コロナとの闘いの司令塔機能の体制をしっかりつくっていくことが、将来に向けても、危機管理という面で大変重要だ。スピード感を持って、司令塔機能をしっかり作っていく取り組みを進めていきたい」と述べました。

来月の気候変動対策の国際会議「発言や存在感しっかり示す」

今月30日からイタリアのローマで開催されるG20サミット=主要20か国の首脳会議や、来月1日と2日に、イギリスで行われる予定の気候変動対策の国際会議、COP26の首脳会合への対応について「国際社会において、大変、重要な会議だと認識している。ただ現状において、リモートなどの技術によって発言や参加することも可能だと認識しているので、できるだけそうした技術を使うことで、日本の発言や存在感をしっかり示していきたい」と述べました。

“弱い立場の方々に現金給付行うこと考えていきたい”

岸田総理大臣は、経済対策について「今、コロナ禍で、大変苦しんでおられる女性や非正規、学生の皆さんといった弱い立場の方々に、個別に現金給付を行うことは考えていきたい。金額などについては、今後、与党とも具体的な案をしっかりと検討したうえで確定していきたい」と述べました。

岸田首相 衆院解散14日 衆院選公示19日 投票31日 表明

岸田総理大臣は、記者会見で国会会期末の今月14日に衆議院を解散し、衆議院選挙を19日公示、31日投開票の日程で行う方針を表明しました。

岸田首相の記者会見始まる(21時すぎ)

岸田内閣が発足したあと初めてとなる岸田首相の記者会見が始まりました。

岸田内閣 正式発足 閣僚の認証式終了(20時すぎ)

岸田内閣は、皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、午後8時すぎ正式に発足しました。

岸田首相を任命する親任式 皇居で行われる(17時45分)

岸田総理大臣を任命する親任式が、今夜、皇居で行われました。

皇居では、午後5時45分、岸田総理大臣が宮殿の車寄せに到着しました。

親任式は、宮殿の「松の間」で行われ、衆参両院の議長らが見守るなか、天皇陛下が岸田総理大臣に「内閣総理大臣に任命します」と述べられました。

そして、菅前総理大臣から岸田総理大臣に任命書が手渡されました。

このあと、同じ「松の間」で閣僚らの認証式が行われます。

外相に再任 茂木氏「日本の存在感高める外交進めていきたい」

外務大臣に再任される茂木敏充氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し「岸田総理大臣からは『外交は継続が非常に重要なので、引き続き日本外交のためにしっかり頑張ってほしい。今後の外遊日程についてはよく相談したい』という話があった」と述べました。

そのうえで「日本が提唱している自由で開かれたインド太平洋はさまざまな分野で広がっている。引き続きリーダーシップを発揮しながら、日本の存在感を高める外交を進めていきたい」と述べました。

万博相として初入閣 若宮氏「世界に発信していくチャンス」

万博担当大臣として初めて入閣する若宮健嗣氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際「大阪・関西万博は、日本がこれから先、コロナ禍のあとの社会について、世界に発信していくチャンスであり、しっかりと取り組んでいきたい」と述べました。

経済安保相として初入閣 小林氏「経済面から国益確保を」

新設された経済安全保障担当大臣として初入閣する、小林鷹之氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し「非常に身の引き締まる思いだ。経済安全保障は、日本を取り巻く環境が非常に流動的で、極めて厳しい状況におかれており、そういう状況の中で、経済面から国益を確保していく。職責の重みをしっかり受け止めて、全力で取り組んでいきたい」と述べました。

文部科学相として初入閣 末松氏「現場を学ぶこと大事に」

文部科学大臣として初めて入閣する参議院議員の末松信介氏は呼び込みのあと総理大臣官邸を出る際「ここ2年間はコロナ禍で対面授業がなかなかできず、友人関係作りなどでいろいろな問題が起きてきている。現場についてよく学ぶことを大事にして充実した教育をできるようにしたい」と述べました。

復興相として初入閣 西銘氏「現場に出向いて全力で頑張りたい」

復興大臣として初入閣する西銘恒三郎氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し「岸田総理大臣からは『東北の復興なくしてわが国の再生なしだ。しっかりと国民の声に寄り添い頑張るように』と指示を受けた。身の引き締まる思いだ。とにかく現場に出向いて、全力で頑張りたい」と述べました。

農相に起用 金子原二郎氏「米価対策で総理指示」

農林水産大臣に起用された参議院議員の金子原二郎氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、「岸田総理大臣から『コメの値段が非常に安くなっていて、農業従事者には大変、大きな問題なので、できるだけ早く解決策を考えてもらいたい』と話があった。頑張っていきたい」と述べました。

防衛相に再任 岸氏「みずからの防衛体制整える」

防衛大臣に再任される岸信夫氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸から出る際、記者団に対し「岸田総理大臣からは『安全保障関係の課題が山積で、難しいことも多いですが、頑張ってください』と言われた。安全保障は非常に厳しい環境であり、わが国をしっかり守っていけるみずからの防衛体制を整え、日米同盟の強化にも努めていきたい」と述べました。

地元では号外

岸田総理大臣の地元の広島市中区では、地元の新聞社が第100代の総理大臣に選出されたことを伝える号外を配り、通りかかった人たちが次々に受け取りました。

市内の40代の女性は「新型コロナウイルスの影響で街が沈んでたので、久々に明るい話題が出てよかったです。新しい内閣の顔ぶれをみて新しい風が吹いてくれたらいいなと思います」と話していました。

60代の会社員の女性は「応援していたのでよかったです。よく人の話を聞くということなので、よりよい政治にしてほしい。コロナ禍で経済的に困窮して学校を辞めざるをえない大学生などを救済してほしい」と話していました。

60代の男性は「期待しています。核兵器禁止条約への対応は難しい面もあると思いますが、前向きな対応の可能性は、岸田さんがいちばんあると思います」と話していました。

公明 山口代表「国民の期待に応えていく」(16時半ごろ)

公明党の山口代表は、与党党首会談などに出席したあと、午後4時半ごろ総理大臣官邸で記者団に対し「岸田総理大臣と力を合わせて、国民の期待に応えていくことを改めて確認した。新たな閣僚はとてもフレッシュで、清新な感じを受けた。それぞれの役目を存分に発揮できるように、与党としても、しっかりバックアップしていきたい」と述べました。

ワクチン相として初入閣 堀内氏「非常に重い責任感じる」

ワクチン接種推進担当大臣として初めて入閣する堀内詔子氏は、午後4時前、議員会館の事務所で総理大臣秘書官から電話を受けました。

このあと、堀内氏は、記者団に対し「非常に重い責任を感じている。国民の中にはワクチンを2回受けられていない人がまだいて、希望する人が2回の接種を完了できる体制をつくりたい」と述べました。

厚生労働相として初入閣 後藤氏「国民にきちんと説明する」

厚生労働大臣として初めて入閣する後藤茂之氏は、議員会館の事務所で、電話の前に待機して、総理大臣官邸からの連絡を待ちました。

そして、午後3時50分ごろ、総理大臣官邸から呼び込みの電話を受けると、記者団に対し「新型コロナ対策はもちろん、社会保障にもしっかり取り組みたい。雇用政策や所得再分配も重要な政策課題だ」と抱負を述べました。

また、きのう午後5時半ごろに自宅で、岸田総理大臣から入閣の電話を受けたことを明らかにし「国民に政策の意図をきちんと説明し、対話をしていくために、連携しながらやっていこうと言われた。国民の皆さんが不安のないよう取り組みたい」と述べ、足早に総理大臣官邸に向かいました。

経済再生相として初入閣 山際氏「一瞬も気は抜けない」

経済再生担当大臣として初めて入閣する自民党の山際大志郎氏は午後3時45分ごろ、議員会館の事務所で、総理大臣秘書官からの電話を受けました。

このあと、記者団に対し「いよいよ始まったという感じだ。これから一瞬も気は抜けない」と述べ、事務所のスタッフに拍手で見送られながら、総理大臣官邸に向かいました。

少子化相に起用 野田氏「こども庁設置に向けて頑張る」

少子化担当大臣に起用される野田聖子氏は午後3時45分ごろ議員会館の事務所で呼び込みの電話を受けました。

このあと、野田氏は記者団に対し「ライフワークとしていた人口減少を止めるための少子化対策、男女共同参画など、今までコツコツやってきたことなので、気負うことなく温めてきた政策をしっかり形にしていきたい」と述べました。

そのうえで「こども庁」の設置について「日本の浮沈がかかっている。子どもたちが幸せになれない国が成熟した国家であるはずがない。しっかりと皆さんの勇気の一助になるように設置に向けて頑張りたい」と述べました。

デジタル相として初入閣 牧島氏「思い引き継ぎたい」

デジタル大臣として初めて入閣する牧島かれん氏は、議員会館の事務所で、午前中からデジタル庁の幹部らとの打ち合わせをこなしました。

そして、午後3時45分ごろ、総理大臣秘書官からの呼び込みの電話を受けると「ありがとうございます。すぐ参ります」と応じました。

牧島氏は、記者団に対し「先月、デジタル庁が立ち上がったことは感無量で、その思いを引き継いでいきたい。しっかりと岸田総理大臣を支え、国民の皆さんに政策を伝え、実行する役割を果たせるよう努めていきたい」と述べました。

総務相として初入閣 金子恭之氏「感謝の気持ち持って臨む」

総務大臣として初入閣する金子恭之氏は、議員会館の事務所で、岸田内閣の発足を伝えるテレビを見ながら「今までは『僕もいつあそこに行けるのかな』と思っていた」と話していました。

そして、午後3時45分ごろ、総理大臣秘書官からの呼び込みの電話を受けると「ありがとうございます」と応じました。

金子氏は、記者団に対し「感無量だ。電話を受けてやっと実感がでてきた。国会議員になって21年間、私を暖かく見守ってくれたすべての人に感謝の気持ちを持ちながらこれから臨みたい」と述べました。

初入閣の環境相 山口氏、経済安保担当相 小林氏それぞれ官邸へ

いずれも初入閣で、環境大臣の山口壯氏と、経済安全保障担当大臣の小林鷹之氏は、所属する二階派の事務所で派閥の議員らとともに、総理大臣官邸からの連絡を待ちました。

そして、午後3時40分ごろ、松野官房長官による閣僚名簿の発表で、2人の名前が読み上げられると歓声が上がりました。

山口氏は「至らない私だったが、同志の力で今回、大臣を拝命した。二階前幹事長の温かい指導に感謝し、これからもよろしくお願いしたい」と述べました。

また、小林氏は「非常に責任が重い役職で本当に身の引き締まる思いだ。しっかりと職責を全うし、日本をさらに前に進められるように、微力ながら全力を尽くしたい」と述べました。

このあと、拍手を受けながら、それぞれ、総理大臣官邸に向かいました。

国土交通相として再入閣 斉藤氏「政治家人生のすべてかけたい」

国土交通大臣として再入閣する公明党の斉藤鉄夫氏は午後3時40分ごろ、議員会館の事務所で、総理大臣秘書官からの電話を受けました。

このあと、斉藤氏は記者団に対し「国土交通行政は、生活に直結しており、大きな責任がある。政治家人生のすべてをかけて仕事をやり遂げたい」と述べ、総理大臣官邸に向かいました。

財務相として再入閣 鈴木氏「いよいよ始まる」

財務大臣として再入閣する自民党の鈴木俊一・元総務会長は午後3時40分すぎに議員会館の事務所で総理大臣秘書官からの電話を受けると「承知しました」と答えました。

そして、記者団に対し「至急、官邸に来てもらいたいという電話だったので行ってくる。夜には皇居で認証式もあり、いよいよ一連のスケジュールが始まるという感じだ」と述べ、総理大臣官邸に足早に向かいました。

閣僚の総理大臣官邸への呼び込み始まる(15時47分)

岸田内閣の閣僚の総理大臣官邸への呼び込みが始まりました。

組閣本部 設置(15時37分)

岸田総理大臣と公明党の山口代表の党首会談が終わり、組閣本部が設置されました。

このあと、閣僚人事が行われ、起用が内定している松野官房長官が、岸田内閣の閣僚名簿を発表することにしています。

与党党首会談 終わる(15時36分)

岸田総理大臣と公明党の山口代表による党首会談は終わりました。

与党党首会談始まる(15時半)

岸田総理大臣は、午後3時半から総理大臣官邸で公明党の山口代表と党首会談を行いました。

立民 枝野代表「明確な政権政策をかかげて論戦へ」(15時ごろ)

立憲民主党の枝野代表は、党の両院議員総会であいさつし「残念ながら政権の表紙をつけかえる首班指名、そして所信表明と代表質問だけをやり大慌てで総選挙に突っ込むようだ。国民が抱く疑問や不信感の解消のために私自身が先頭に立ち、われわれの明確な政権政策をかかげて全力で論戦に挑んでいく。総力をあげてこの戦いを乗り切り、まっとうな政治を作っていこう」と述べました。

岸田首相 官邸入る 組閣へ(15時前)

第100代の総理大臣に選出された岸田総理大臣は、午後3時前、総理大臣官邸に入りました。

このあと、公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、組閣本部を設置し、直ちに閣僚人事を行うことにしています。

そして皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、夜には岸田内閣が正式に発足する運びです。

これを受けて、岸田総理大臣は、就任にあたっての記者会見を行い、閣僚人事のねらいや今後の政権運営などについて、みずからの考えを明らかにしたあと、初閣議に臨むことにしています。

岸田首相 まもなく総理大臣官邸入り(14時15分すぎ)

第100代の総理大臣に選出された岸田総理大臣は、まもなく総理大臣官邸に入り、組閣を行うことにしています。

岸田首相 衆参両院の正副議長や各会派にあいさつ(14時すぎ)

岸田総理大臣は、総理大臣に指名されたあと、衆参両院の正副議長や、各会派の控え室をおよそ40分かけて回り、あいさつを行いました。

岸田総理大臣のあいさつ回りには、衆議院側は甘利幹事長が、参議院側は世耕参議院幹事長らが同行しました。

このうち、衆議院の自民党の控え室では、福田総務会長や高市政務調査会長ら党執行部が拍手で出迎え、全員で記念撮影を行いました。

岸田総理大臣は「自民党のため、日本の政治のため、一生懸命、努力するので、今後ともよろしく」と述べました。

参議院の公明党の控え室では、山口代表らが出迎え、山口氏は「強力にお支えします」と声を掛けました。

また、衆議院の立憲民主党の控え室では、岸田総理大臣が「よろしくお願いします」と述べると、枝野代表は「しっかり論戦していきます。よろしくお願いします」と応じていました。

一方、菅前総理大臣も各会派の控え室を訪れ、退任のあいさつを行いました。

第100代の総理大臣に選出(14時ごろ)

自民党の岸田文雄総裁は、午後2時ごろ、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙の結果、第100代の総理大臣に選出されました。

衆議院本会議では、自民党の岸田総裁が311票、立憲民主党の枝野代表が124票、日本維新の会の片山共同代表が11票、国民民主党の玉木代表が11票、自民党の高市政務調査会長が1票。

一方、午後1時半から開かれた参議院本会議では、自民党の岸田総裁が141票、立憲民主党の枝野代表が65票、日本維新の会の片山共同代表が15票、国民民主党の玉木代表が15票、無所属の嘉田由紀子氏が2票、無所属の渡辺喜美氏が2票、国民民主党の伊藤孝恵・副代表が1票でした。

維新 馬場幹事長「『事なかれ内閣』だ」(13時前)

日本維新の会の馬場幹事長は午後1時前、党の代議士会で「新内閣の顔ぶれが明らかになってきたが、ひと言で表現すると『事なかれ内閣』だ。完全に衆議院選挙向けの内閣で、決して日本大改革ができるような布陣ではない」と述べました。

国民 玉木代表「受けて立ち勝利に」(13時前)

国民民主党の玉木代表は、午後1時前に代議士会であいさつし「これまで選挙公約を作るなど、準備をしてきたので、しっかり受けて立ち、戦って勝つという姿勢で臨んでいく。力を合わせ、心を合わせて勝利につなげていくために、結束を固めて取り組んでいきたい」と述べました。

衆議院 首相指名選挙 岸田氏を総理大臣に指名(13時40分ごろ)

衆議院は、本会議で総理大臣指名選挙を行い、午後1時40分ごろ、自民党の岸田文雄総裁を総理大臣に指名しました。

このあと参議院本会議でも岸田総裁が指名され、第100代の総理大臣に選出される運びです。

立民 枝野代表「政治を変えるのが私たちの使命」(12時半すぎ)

立憲民主党の枝野代表は、午後0時半すぎに代議士会であいさつし「『説明しない政治』や『政治とカネ』の問題により、時代をさかのぼったかのような状況が露骨になっている。政権は、われわれが求めていた予算委員会を開かず総選挙を行う方針だそうだ。これのどこが人の話を聞く姿勢なのか。国民に説明しようという姿勢があるのだろうか。こうした政治を変えるのが私たちの使命だ」と述べました。

菅首相 総理大臣官邸をあとに(12時半すぎ)

菅総理大臣は、岸田内閣の発足を前に、午後0時半すぎ、官房長官時代を含めて8年9か月余りを過ごした総理大臣官邸をあとにしました。

玄関ホールには、加藤官房長官をはじめ、坂井官房副長官や岡田官房副長官らおよそ150人が集まりました。

菅総理大臣は、女性職員2人から花束を受け取ったあと、おじぎをするなどして、総理大臣指名選挙が行われる衆議院本会議に出席するため、国会に向かいました。

菅総理大臣の在任期間は384日で、戦後に就任した総理大臣としては、34人中、23番目の長さとなります。

国民 玉木代表「立ち向かい政策を訴える」(12時前)

国民民主党の玉木代表は、正午前にNHKの取材に対し「本来であれば、ずっと要求してきた予算委員会をきちんと開き、政権の方針や野党の提案を十分に議論すべきだが、感染が広がらないうちに勝負に出たのだろう。ただ、政権が解散を決めたとなればしっかり立ち向かい、選挙の中で『積極財政への転換』など党の政策を訴えていきたい」と述べました。

維新 遠藤国対委員長「衆院選 望むところ」(11時半すぎ)

日本維新の会の遠藤国会対策委員長は、午前11時半すぎにNHKの取材に対し「衆議院選挙は、今月、議員の任期が満了になる以上、できるだけ早くやるよう求めてきたので望むところだ。今回の判断の背景には、新型コロナウイルスによる感染の第6波の前に選挙を実施したいという思惑があるのではないか」と述べました。

共産 志位委員長「政治を変えるには政権交代必要」(11時半)

共産党の志位委員長は、午前11時半ごろ、党の議員団総会であいさつし「新政権は、政治とカネの問題で大臣を辞め、国会への説明責任を果たさない方の幹事長への起用をはじめ、まさに『安倍カラー』一色だ。行き詰まった自民党政治の枠内で政権のたらい回しをしても1ミリたりとも変わらず、日本の政治を変えるには、政権交代が必要だ」と述べました。

立民 福山幹事長「乱暴なやり方だが受けて立ちたい」

立憲民主党の福山幹事長は、NHKの取材に対し「予算委員会で新型コロナ対策などの審議もしないままに国民の信を問うことは、丁寧に説明をしようという姿勢からはほど遠く、極めて乱暴なやり方だ。しかしながら、選挙が行われるからには、われわれとしては堂々と受けて立ちたい」と述べました。

公明 幹部「衆院選 妥当で理解できる」

公明党幹部は、NHKの取材に対し「岸田政権として、衆議院選挙の投開票を早めることによって、そのあとの新型コロナ対策や経済対策を優先させるための判断だろう。妥当で理解できる」と述べました。

岸田総裁 衆議院 解散・総選挙 19日公示 31日投票の意向固める

衆議院の解散・総選挙について、自民党の岸田総裁は、きょう国会で総理大臣に選出されれば、今の臨時国会の会期末に衆議院を解散し、19日公示、31日投票の日程で選挙を行う意向を固め、複数の与党幹部に伝えました。

8日に所信表明演説 11、12日に代表質問で合意(11時すぎ)

衆議院の議院運営委員会の理事会が開かれ、今週8日に岸田総理大臣による所信表明演説を、来週11日と12日に各党による代表質問を行うことで合意しました。

財務相内定の鈴木俊一氏「地味でも堅実に」(10時20分すぎ)

財務大臣への起用が内定している自民党の鈴木俊一・元総務会長は午前10時20分すぎに、東京 世田谷区の自宅を出ました。

鈴木氏は記者団に対し「緊張している。麻生財務大臣は長く、抜群の存在感だったが、私も自分流に地味であるしれないが堅実に仕事をしていきたい。国民の期待に応えられるよう予算編成にあたりたい」と抱負を述べました。

鈴木氏は、玄関で妻や3歳の孫に見送られ、落ち着いた表情で車に乗り込みました。

自民 関口参院議員会長「一丸となって取り組む」(10時前)

自民党の関口参議院議員会長は、午前10時前、党の参議院議員総会で「今国会は岸田内閣のスタートとなる大事な国会だ。参議院の補欠選挙や衆議院選挙、そして、来年の参議院選挙の勝利のために、一丸となって全力で取り組んでいきたい」と述べました。

また、世耕参議院幹事長は「短い会期だが、衆議院選挙を前提に、野党側も非常に強く出てくることが想定され、難しい国会運営になると思う。一致団結していこう」と呼びかけました。

公明 山口代表「連立政権合意に基づき首班指名を」(10時前)

公明党の山口代表は、午前10時前、党の参議院議員総会で「岸田新総裁が誕生し、自民党と公明党で、連立政権合意ができたので、これに基づいて首班指名をしていきたい。菅総理大臣の1年余りの活動に敬意を表し感謝しながら、継続性も加味して、新しい政権運営に臨みたい」と述べました。

立民 枝野代表「政権は表紙しかかわっていない」(9時半すぎ)

立憲民主党の枝野代表は、会派の参議院議員総会であいさつし「政権は、表紙しかかわっていないことがはっきりした。この『自公政権』では感染症から命と暮らしは守れず、長引く消費不況から国の経済を立ち直らせることはできない。何より『隠蔽・改ざん・説明しない政治』をまっとうな政治に変えることはできない」と述べました。

デジタル相内定の牧島氏「若い世代の声吸収を」(9時10分ごろ)

デジタル大臣への起用が内定している牧島かれん氏は、午前9時10分ごろから、30分ほどにわたって、議員会館の事務所で、デジタル庁の事務方ナンバー2の赤石デジタル審議官ら幹部と早速打ち合わせに臨みました。

そして、デジタル政策の進捗(しんちょく)状況などについて説明を受けました。

このあと牧島氏は「きのう岸田総裁から『一緒に仕事しよう』と電話をいただいた。これまで、自民党の裏方でデジタル化の議論を進めてきたが、執行する側になり、大変、驚いた。デジタル政策は思いが強く、自分自身の力を果たせるように尽くし、若い世代の声も幅広く吸収していきたい」と話していました。

菅内閣が総辞職(9時すぎ)

菅総理大臣は、午前9時すぎから開いた臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、菅内閣は総辞職しました。

歴代最長となった第2次安倍政権を継承し、去年9月に発足した菅政権は、1年余りで幕を閉じました。

ワクチン相内定の堀内氏「新しい風を」(9時ごろ)

ワクチン接種を担当する大臣として初めての入閣が内定した堀内詔子氏は、午前9時ごろ、皇居での認証式で着用するシルバーのドレスを手に持ち、議員会館の事務所に入りました。

堀内氏は、終始、緊張した面持ちで「きのう岸田総裁から電話をいただき、『一生懸命頑張ります』と答えたが、正直言って、3回生であり、浅学非才の身なので大変、驚いた。新しい感覚や風を吹き込んで、しっかりとその任を果たしていく覚悟を決めている」と述べました。

そして、今後のワクチン接種については「希望する国民が1人残らず接種を受けてもらえるよう努めていく。いま、3回目の接種という話も出ているが、どうすればいちばん、効率的に皆さんの希望に添うことができるのかしっかりやっていきたい」と決意を示しました。

総務相内定の金子恭之氏「ほっとした」(9時ごろ)

総務大臣への起用が内定している岸田派の金子恭之氏は午前9時ごろ、議員会館の事務所に入りました。

金子氏は、岸田総裁が総理大臣に選出されることについて「いよいよこの日が来たかという思いだ。ともに苦労してきた岸田総裁が第100代の総理大臣になるのは感無量で、引き続き全力で支えたい」と述べました。

また、初めての入閣が総務大臣となることについては「きのう、岸田総裁から『お待たせしました』と明るい声で電話があり、ほっとした。総務大臣という主要閣僚は、私の頭の中にはなかった」と話しました。

そして、「国民の期待に応え、しっかりと頑張っていかなければならない」と話していました。

事務所には、総務省の黒田事務次官ら幹部が訪れていて、金子氏は、早速打ち合わせを行っていました。

自民 岸田総裁「強い思いで、強い覚悟を持って」(8時半すぎ)

自民党の岸田総裁は、けさは午前8時前に、東京都内のホテルで開いたセミナーに出席したあと、午前8時半すぎに党本部に入りました。

この中で、記者団が「きょう総理大臣に指名されるが 意気込みを」と質問したのに対し、「首班指名を受けて、これからが本当の意味でスタートだと思っている。強い思いで、強い覚悟を持ってこれからに臨んでいきたい」と述べました。

法相に起用された古川氏「外国人との共生進める」

法務大臣に起用された古川禎久氏は呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、「法務行政は国家の背骨であり、大変重い責任がある。幅広い分野を所掌するが、特に外国人との共生を進めることが時代の要請であり政策についても努力して、しっかり責任を全うしていきたい」と述べました。

厚生労働相内定の後藤氏「国民の命と暮らしを守る」(8時すぎ)

衆議院当選6回で初めての入閣となり、厚生労働大臣への起用が内定している後藤茂之氏は、午前8時すぎに皇居での認証式で着用するモーニングを手に持ち、にこやかな表情で議員会館の事務所に入りました。

後藤氏は「きのうはお祝いの電話とメールがたくさんきて、ありがたいと思った。厚生労働省の仕事は重大なので気を引き締めて一生懸命、取り組みたい。初入閣となるので、岸田総裁にも『しっかりやります』と申し上げた」と述べました。

そのうえで、新型コロナウイルスへの対応について「感染の状況を注視する必要があり、医療提供体制もしっかり整えていく。ワクチンの接種が進む中でどういう社会ルールで暮らしていくのかという視点も含め、しっかり国民の命と暮らしを守るために取り組みたい」と意気込みを語りました。

経済再生相内定の山際氏 地元街頭であいさつ(7時ごろ)

経済再生担当大臣への起用が内定している山際大志郎氏は午前7時ごろからおよそ1時間、地元、川崎市の溝の口駅前で、自民党の市議会議員とともにあいさつに立ちました。

山際氏はおよそ20年にわたり、毎週月曜日の朝に国政報告を兼ねてあいさつに立っていますが、大臣の就任に伴い、いったん取りやめるということです。

けさは、通勤客から「頑張ってください」と声をかけられていました。

このあと山際氏は「非常に重要な役職に就くので、さらに全力でことにあたらなければならない。全身全霊で職務にあたり、よりよい社会を作るためにまい進したい」と話していました。

経済安保相内定の小林氏 地元街頭であいさつ(6時半)

衆議院の当選3回で、経済安全保障の担当大臣として初めての入閣が内定している小林鷹之氏は、午前6時半に、地元の千葉県八千代市の八千代緑が丘駅前であいさつに立ちました。

通勤客からは「頑張ってください」とか「おめでとう」などと声を掛けられていました。

およそ1時間半にわたってみずからの政治活動をまとめたビラなどを配り、午前8時ごろ記者団の取材に応じました。

小林氏は、きのうの夕方、岸田総裁から電話で入閣を伝えられたということで、「『身の引き締まる思いとはこういうことなんだな』というひと言だった。総裁には『慎んでお引き受けいたします。しっかりと岸田政権を支え、日本のために力になれるよう頑張ります』と答えた」と述べました。

今回、当選3回での初入閣について「自民党には、私より期数が少なく年齢が若くても、優秀な仲間や同僚議員はたくさんいる。私がたまたま経済安全保障に取り組んできたことが起用の理由にあると思うが、任された以上は、当選回数に関係なく、結果を出さないといけない」と抱負を述べました。

小林氏は地元の八千代市から毎日、電車で国会に通っていて、きょうも「いつもどおり、電車に乗って国会に行きます」と答えて、駅に入っていきました。