中国 武漢の医療崩壊投稿後不明 元弁護士1年8か月ぶり姿見せる

新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖措置が取られた中国の湖北省武漢で、市民ジャーナリストとして医療崩壊の実態を撮影した動画を投稿したあと行方が分からなくなっていた元弁護士の男性が、SNS上でおよそ1年8か月ぶりに姿を見せました。

中国の元弁護士、陳秋実さんは去年1月、新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖措置が取られる前の湖北省武漢に入り、市民ジャーナリストとして、医療体制が崩壊状態に陥った現場の状況を撮影した動画をSNS上に投稿していましたが、その後、行方が分からなくなりました。

陳さんは、当局の監視下に置かれたと見られていましたが、先月30日、SNS上に配信された動画で、およそ1年8か月ぶりに姿を見せました。

この中で陳さんは「行動できるようになったときは体の状態が悪く、1~2キロ歩いただけで疲れてしまった」などと話し、不自由な生活を強いられていたことを示唆した一方「過去は過ぎ去り、いいときが戻ってきた」として、行方不明だった間の具体的な状況については語りませんでした。

また、陳さんのものと見られるツイッターのアカウントには、同じ日に「この1年8か月で多くのことを経験したが、話せることと話せないことがある」という投稿があり、動画共有アプリのアカウントも公開されましたが、まもなく「アカウントが閉鎖された」と書き込まれ、当局が監視を続けていることをうかがわせました。