宣言解除後初の土曜日 2日の人出 多くの地点で前4週平均より増

東京や大阪など19都道府県に出されていた緊急事態宣言が解除されて初めての土曜日となった2日の人出は、多くの地点で前の4週間の土日・祝日の平均よりも増加しました。
各地とも夜間の増加が目立っています。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、全国の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、19都道府県で緊急事態宣言が解除されて初めての土曜日となった2日は、前の4週間の土日・祝日の平均と比べて、人出が増えたところが多くなっています。

主な地点の増加率は、
▽札幌駅付近は、日中は32%、夜間は55%、
▽渋谷スクランブル交差点付近は、日中は4%、夜間は32%、
▽名古屋駅付近は、日中は18%、夜間は33%、
▽大阪梅田駅付近は、日中は20%、夜間は42%、
▽神戸市の三ノ宮駅付近は、日中は49%、夜間は51%、
▽博多駅付近は、日中は43%、夜間は88%、
▽那覇市の県庁前駅付近は、日中は9%、夜間は77%でした。

緊急事態宣言の解除に伴って、営業を再開したり閉店時間を繰り下げたりする店も多く、夜間の人出の増加が目立つ形となっています。