宣言解除され初めての週末 渋谷の飲食店街 若者などでにぎわう

緊急事態宣言が解除されて初めての週末となった2日夜、東京・渋谷は飲食を楽しむ若者など多くの人でにぎわいました。

JR渋谷駅近くの飲食店街には多くの人が訪れていて、このうち東京都の認証を受けた魚料理店では常連客がビールや焼酎を楽しんでいました。

この店は宣言期間中は休業していましたが、酒の提供が可能になったため1日から営業を再開したということです。

カウンター席のみの店内では2か所の扉を開けたままにして換気をするなどの感染対策がとられていました。

20代の女性客は「久々にお店でお酒を飲めて心が晴れる思いです。ほかの人と食事をすることがこんなに楽しかったのかと実感しています」と話していました。

店主の高橋範男さんは「久しぶりにお客さんと顔を合わせることができて本当にうれしいです。働くことの喜びとお客さんのありがたみをこれまで以上に感じています」と話していました。

また、駅前のスクランブル交差点も多くの人で混雑していました。

20代の男性は「宣言期間中は自宅で静かに過ごしていましたが、解除されたので外食しようとやってきました。開放的な気分でお酒を楽しむことができてとてもうれしかったです」と話していました。

一方、20代の女性は「あまりの人の多さに驚きました。宣言が解除されてうれしいですが、まだ感染への不安があるので外での食事はもうしばらく自粛しようと思います」と話していました。