2度のワクチン接種で制限なく飲食できるように 横浜市で実証へ

神奈川県の黒岩知事は、2日に開かれた全国知事会議に出席したあと、感染拡大の防止と経済活動の両立を図るため、横浜市の一部の店舗でワクチンを2度接種した人などを対象に制限なく飲食できるようにする技術実証を始める考えを明らかにしました。

全国知事会議は2日、オンラインで開かれ、この中で黒岩知事は「ワクチンの普及や飲み薬の開発でコロナとの戦いは新たな局面に入った。今後、行動制限を緩和して経済活動を進めるため、国が今月から始めるとしている技術実証に横浜市と共に参加し、どんな課題があるのかしっかりと検証したい」と述べました。

会議のあと黒岩知事は「技術実証の日程や詳細な内容は協議中だが、横浜市内の一部の店舗を指定して、ワクチンを2度接種した人や検査で陰性が証明された人については制限なく飲食ができるようにすることを考えている。そのためには、本人であることをどう確認するかなどの課題があるので、国や横浜市と詰めていきたい」と述べました。

そのうえで「感染防止と経済活動の両立が可能になれば大きなメリットだ。専門家の意見も聞きながら、慎重に進めていきたい」と話していました。