宣言解除初日のきのう 夜を中心に各地で人出が増加

東京や大阪など19都道府県に出されていた緊急事態宣言が解除され初日となった10月1日の人出は、先週の金曜日と比べ夜間を中心に各地で増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop(アグープ)」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、全国の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、19都道府県で緊急事態宣言が解除された1日は、先週の金曜日と比べ人出が増加したところが多くなっています。

このうち、台風16号が接近していた、
▽東京の渋谷スクランブル交差点付近は日中は20%減少、夜間は9%増加しました。

また、
▽札幌駅付近は日中は11%増加、夜間は32%増加、
▽名古屋駅付近は日中は32%増加、夜間は48%増加、
▽大阪梅田駅付近は日中は9%増加、夜間は20%増加、
▽福岡県の博多駅付近は日中は27%増加、夜間は38%増加、
▽那覇市の県庁前駅付近は日中は18%増加、夜間は35%増加しました。

緊急事態宣言の解除にともなって、1日から営業を再開したり閉店時間を繰り下げたりする店も多く、各地で夜間の人出の増加が目立っています。