新型コロナ 27都道府県の感染状況 5指標7項目(30日)

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として
▼「医療のひっ迫具合」、
▼「療養者数」、
▼「PCR検査の陽性率」、
▼「新規感染者数」、
▼「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。

このうち「医療のひっ迫具合」は
▼「病床使用率」、
▼「入院率」、
▼「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。

内閣官房のまとめによりますと、9月30日時点で、
▽緊急事態宣言がだされていた北海道、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、それに沖縄県の19都道府県と
▽「まん延防止等重点措置」が適用されていた8県の合わせて27都道府県では、緊急事態宣言がだされていた地域で最も深刻な「ステージ4」に相当する項目があります。

なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

1-1 医療ひっ迫 使用率

まず医療のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

病床全体の使用率は、
▼北海道で9%、
▼茨城県で13%、
▼栃木県で20%、
※▼群馬県で17%、
▼埼玉県で24%、
▼千葉県で21%、
▼東京都で16%、
▼神奈川県で23%、
▼岐阜県で15%、
▼静岡県で8%、
▼愛知県で22%、
▼三重県で15%、
▼滋賀県で27%、
▼京都府で19%、
▼大阪府で23%、
▼兵庫県で27%、
▼広島県で9%、
▼福岡県で19%、
▼沖縄県で21%、
▼宮城県で10%、
▼福島県で7%、
▼石川県で13%、
▼岡山県で6%、
▼香川県で11%、
▼熊本県で10%、
▼宮崎県で6%、
▼鹿児島県で6%となっています。

※栃木県の「20%」は「19.7%」を四捨五入した値です。

1-2 医療ひっ迫 入院率

入院率はステージ3が40%以下、ステージ4が25%以下が目安です。

入院率は、
▼北海道は適用外、
▼茨城県で35%、
▼栃木県で36%、
▼群馬県は適用外、
▼埼玉県は適用外、
▼千葉県で31%、
▼東京都で33%、
▼神奈川県は適用外、
▼岐阜県で38%、
▼静岡県は適用外、
▼愛知県は適用外、
▼三重県で34%、
▼滋賀県で55%、
▼京都府で10%、
▼大阪府で20%、
▼兵庫県で27%、
▼広島県は適用外、
▼福岡県は適用外、
▼沖縄県で16%、
▼宮城県は適用外、
▼福島県は適用外、
▼石川県で適用外、
▼岡山県は適用外、
▼香川県は適用外、
▼熊本県で39%、
▼宮崎県は適用外、
▼鹿児島県は適用外です。

「適用外」については、文末を参照してください。

1-3 医療ひっ迫 重症者

重症者の病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

重症者用の病床使用率は、
▼北海道で5%、
▼茨城県で13%、
▼栃木県で11%、
▼群馬県で14%、
▼埼玉県で21%、
▼千葉県で23%、
▼東京都で30%、
▼神奈川県で25%、
▼岐阜県で8%、
▼静岡県で10%、
▼愛知県で21%、
▼三重県で7%、
▼滋賀県で4%、
▼京都府で15%、
▼大阪府で20%、
※▼兵庫県で23%、
▼広島県で9%、
▼福岡県で11%、
▼沖縄県で27%、
▼宮城県で6%、
▼福島県で8%、
▼石川県で5%、
▼岡山県で3%、
▼香川県で7%、
▼熊本県で8%、
▼宮崎県で12%、
▼鹿児島県で3%となっています。

※大阪府の「20%」は「19.6%」を四捨五入した値です。

2 療養者数

続いて療養者数は、人口10万人当たりステージ3が20人以上、ステージ4は30人以上が目安です。

▼北海道で8人、
▼茨城県で11人、
▼栃木県で13人、
▼群馬県で9人、
▼埼玉県で25人、
▼千葉県で16人、
▼東京都で24人、
▼神奈川県で18人、
▼岐阜県で17人、
▼静岡県で6人、
▼愛知県で35人、
▼三重県で13人、
▼滋賀県で14人、
▼京都府で56人、
▼大阪府で44人、
▼兵庫県で25人、
▼広島県で11人、
▼福岡県で47人、
▼沖縄県で79人、
▼宮城県で9人、
▼福島県で3人、
▼石川県で9人、
▼岡山県で5人、
▼香川県で5人、
▼熊本県で11人、
▼宮崎県で5人、
▼鹿児島県で3人でした。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

ステージ3が5%以上、ステージ4が10%以上が目安です。

▼北海道で1.9%、
▼茨城県で4.1%、
▼栃木県で4.7%、
▼群馬県で2.0%、
▼埼玉県で3.4%、
▼千葉県で4.7%、
▼東京都で2.9%、
▼神奈川県で6.6%、
▼岐阜県で4.2%、
▼静岡県で2.8%、
▼愛知県で8.9%、
▼三重県で6.0%、
▼滋賀県で3.6%、
▼京都府で6.2%、
▼大阪府で2.3%、
▼兵庫県で7.2%、
▼広島県で1.0%、
▼福岡県で2.9%、
▼沖縄県で3.9%、
▼宮城県で3.4%、
▼福島県で0.5%、
▼石川県で1.5%、
▼岡山県で1.8%、
▼香川県で0.9%、
▼熊本県で2.0%、
▼宮崎県で2.9%、
▼鹿児島県で1.2%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者はステージ3が15人以上、ステージ4が25人以上が目安です。

▼北海道で6人、
▼茨城県で9人、
▼栃木県で10人、
▼群馬県で5人、
▼埼玉県で12人、
▼千葉県で11人、
▼東京都で13人、
▼神奈川県で12人、
▼岐阜県で12人、
▼静岡県で5人、
▼愛知県で14人、
▼三重県で6人、
▼滋賀県で9人、
▼京都府で12人、
▼大阪府で24人、
▼兵庫県で16人、
▼広島県で8人、
▼福岡県で9人、
▼沖縄県で33人、
▼宮城県で6人、
▼福島県で2人、
▼石川県で6人、
▼岡山県で4人、
▼香川県で2人、
▼熊本県で7人、
▼宮崎県で3人、
▼鹿児島県で1人となっています。

5 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼北海道で37%、
▼茨城県で40%、
▼栃木県で44%、
▼群馬県で38%、
▼埼玉県で46%、
▼千葉県で76%、
▼東京都で60%、
▼神奈川県で58%、
▼岐阜県で25%、
▼静岡県で38%、
▼愛知県で44%、
▼三重県で31%、
▼滋賀県で36%、
▼京都府で45%、
▼大阪府で60%、
▼兵庫県で44%、
▼広島県で44%、
▼福岡県で42%、
▼沖縄県で46%、
▼宮城県で46%、
▼福島県で35%、
▼石川県で44%、
▼岡山県で39%、
▼香川県で55%、
▼熊本県で27%、
▼宮崎県で28%、
▼鹿児島県で50%となっています。

指標の「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。

新型コロナウイルスの患者が増加すると本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから、「入院率」は数値が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。

ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は以下の場合には適用されないとしています。

▼療養者数が、人口10万人当たり10人未満の場合。
▼新規陽性者数のうち入院が必要な人が発生届の翌日までに入院できている場合です。

こうした自治体についてはステージの判断は行われません。