大阪 大規模患者受け入れ施設 500床の整備完了 報道陣に公開

新型コロナウイルスの感染の再拡大に備えて、大阪府が整備を進めている大規模な患者の受け入れ施設は、計画の半分の500床の整備が完了し1日、報道陣に公開されました。

大阪府は、新型コロナウイルスの感染の再拡大に備えて、大阪 住之江区の展示場「インテックス大阪」に、
▽軽症と無症状の患者用の800床と
▽中等症の患者用の200床の
合わせて1000床を備えた受け入れ施設の整備を進めています。

これまでに、軽症と無症状の患者用の500床の整備が完了し、1日に内部が報道陣に公開されました。
施設の中は、ベッドごとにパネルで仕切られていて、テレビが1人に1台設置されています。

親子で感染した場合に一緒に入所できるよう、ベッドが2つ並べられているスペースもあります。

シャワーは共用で、症状が悪化した患者に酸素投与を行う設備もあります。

府は今月中に中等症患者用の200床を含む残りの500床を整備する計画です。
視察した大阪府の吉村知事は、記者団に対し「想定を超える感染爆発が起き、病院や宿泊療養施設に入れなくなるような時の施設として使う。医師や看護師が常駐するので、自宅にいるよりも安心できると思う」と述べました。

大阪府は、当面はこの施設を使わず、宿泊療養施設の使用率が50%を超えた時点で、軽症と無症状の患者を受け入れる準備を始めるということです。