“宣言”解除 バスツアー再開「久しぶりの旅行でわくわく」

緊急事態宣言とまん延防止等重点措置がすべて解除され、10月1日、都内では、早速再開したバスツアーに参加する旅行客の姿がみられました。

東京の旅行会社「クラブツーリズム」は、東京都に4回目緊急事態宣言が出たことし7月からツアーを中止していましたが、10月1日、およそ2か月半ぶりに再開しました。

東京 新宿の駐車場では、午前7時半ごろ、旅行を心待ちにしていたツアー客が集まり、大型バスに乗って目的地に出発しました。

14人のツアー客は、日帰りで長野県小布施町をめぐり、特産のぶどうやくり、それにフレンチの料理を味わうということです。

参加した80代の女性は「緊急事態宣言中は家でじっとしていました。久しぶりの旅行でとてもわくわくしています」と話していました。

また、この会社では、緊急事態宣言中、休業していた窓口を10月1日に再開しました。

営業前には、従業員が接客カウンターを消毒したり、旅行の新しいパンフレットを補充したりするなど、久しぶりとなる接客の準備にあたっていました。

会社では、少しでも安心して旅行してもらおうと、今後はワクチンを2回接種した人やPCR検査で陰性だった人向けのプランを増やしていきたいとしています。

クラブツーリズム国内旅行部の松村貴夫部長は「旅行の販売を再開してはまた中止するということを繰り返してきたので、うれしい。感染症対策に力を入れながら実施していきたい」と話していました。