8月のホテルや旅館の宿泊者数 感染拡大前の半分以下の水準

8月に国内のホテルや旅館などに宿泊した人の数は、延べ3040万人余りと、新型コロナウイルスの感染拡大前のおととし8月と比べ、半分以下の水準になっています。

観光庁の発表によりますと、8月に国内のホテルや旅館などに宿泊した人の数は、速報値で延べ3047万人でした。

去年の同じ月より6.5%増えましたが、新型コロナの感染拡大前のおととし8月と比べると51.8%減っていて、半分以下の水準になっています。

このうち、外国人の宿泊者数は、おととし8月より93.5%少ない、延べ62万人で、記録的な落ちこみが続いています。

8月の宿泊施設全体の客室の稼働率は、おととし8月より33ポイント低い35.8%でした。

19都道府県の緊急事態宣言と、8県のまん延防止等重点措置は30日の期限で、すべて解除されますが、新型コロナの影響が長期化する中、深刻な打撃を受けている宿泊事業者も多いことから、政府は都道府県とも連携しながら、必要な支援を続けることにしています。